ポーランドPoland
商談
- 面談の前には名刺を用意しておき、初めての面談の際に名刺交換を行います。名刺はあなたの方(面談を望んだ側)から差し出すようにします。名刺は英語で記述されていれば特にポーランド語に訳されている必要はありません。
- 応接室に通された際には、ホストにどの席に座るのか案内されるまで待つようにしますし、あなたがホストの場合にはどの席に座るのか案内することが求められます。応接室に知らない人物がいる場合には、第3者が紹介するまで待つようにします。
- ポーランド人は控えめで口数の少ない人間が多いため、商談中に無言が続くことがありますが、無理に必要ない会話でその無言を埋める必要はありません。必要なことのみ話すようにした方が効果的です。
- 交渉においては個人の集まりであるグループを相手にすることになります。彼ら/彼女らの信用を得ることが出来れば商談の成功の確率はかなり高まると言えます。
- 交渉に当たる際には相手のビジネスの状況や環境を理解して望み、あなたの方から譲歩案を出せるように準備しておくことが必要です。
- 会社案内や宣伝資料は交渉の際に使う言語で記されているものを持参するようにします。たいていの場合は英語かドイツ語になります。
- プレゼン資料としてはPowerPointが現在では一般的ですが、プレゼンのための機材が先方にあるか確認をしておいた方が賢明です。少なくともそれほど荷物にならないノート・パソコンは携帯したほうがよいと思われます。
- 可能でしたら、あなた側は男性と女性の2人の交渉チームでどちらか一方が中年であることが望ましいです。
- あらゆる交渉はすべて雑談や世間話しからスタートします。これにより交渉の席にいる皆がリラックスすることが出来さらに相手についての情報を得ることが出来ます。したがって、この場はあなたが十分な知性があり信頼できる人間であるとの印象を与えるチャンスでもあります。
- ポーランドにおける意思決定は北米やドイツに比べてとても時間がかかりますので、合意までは忍耐強く交渉を重ねることが必要になる場合があることを覚悟しておいたほうが良いでしょう。
- 時間は守るのが一般的な文化ですので、約束の時間に遅れたりすると信用できない人物とみなされ、その後の交渉に悪影響を与えかねません。