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グローバル・ビズは海外でのビジネスの成功のための世界各国のビジネスマナーとビジネス文化を紹介しています。

マレーシアMalaysia

贈り物 1/3 ガイドライン

  • 贈り物は友人の間に限られておりますので、贈り物をする前には相手との十分な友好関係を構築する必要があります。
  • そうでなければ、贈り物は”賄賂”として受取られてしまいます。
  • マレーシアの反腐敗機関(Anticorruption Agency)は、賄賂を禁止する非常に厳しい法を持っています。
  • 更に、贅沢な贈り物は賄賂として受取られることもあり、法権威とのトラブルになることもあります。
  • 贈り物は謙虚で高価すぎないもので、相手があなたに対して義務感を感じないようなものを選ぶようにしてください。
  • また、贈り物を受け取った際のお礼としては、受取ったものと比較して高価なものは避けるようにしてください。
  • 贈り物は贈り主の前で開けることはしません。後にひとりで開けることにより、贈り手と受け取り側の両方の”面子”を保つことが出来ます。これはマレーシアの文化では贈り物の中身が期待はずれであったり、適切でない場合には贈り主・受け取り手ともに気まずい思いをすることになると考えられているからです。
  • 贈り物を受け取る際には手のひらを上に向け両手で受取るようにしてください。
  • 到着の際にお土産を持参しておけば、突然贈り物を貰った際にも気まずい思いをしないですみます。
  • 仕事上での贈り物としておすすめなのは、質のよいペン、オフィス用品、またはあなたの会社や都市を代表するような小物です。
  • 社交の場での贈り物としてのおすすめは、あなたの国特有の民・工芸品や珍味などです。
  • もしあなたが男性で相手の女性に贈り物を検討している際には、マレーシアでは女性に対しての個人的な物の贈り物は深い関係にある、もしくはそうなることを望んでいると勘違いされることがありますので気をつける必要があります。
  • そのため、香水やスカーフなどの個人的なものを贈る際に誤解を避けるためには、あなたの妻からの贈り物であると一言添えるのがマレーシアでのビジネスマナーです。
  • 贈り物を白い包装紙でラッピングするのは避けるようにしてください。マレーシアでは白は死や喪を象徴する色です。
  • また、黒、青、黄色の包装紙も避けるようにしてください。