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グローバル・ビズは海外でのビジネスの成功のための世界各国のビジネスマナーとビジネス文化を紹介しています。

韓国ACCESS

商談 3/5

  • 年配者や上司については常に敬意を持って接するようにしてください。集団の中では彼らと最初に挨拶や自己紹介するようにしてください。
  • 出入り口で年配者と鉢合わせになった際には、年配者に先に道を譲るようにするのが韓国でのマナーです。また、年配者の前では喫煙したりサングラスをかけることは控えてください。
  • 欧米での教育を受けた若い経営陣は交渉が比較的やりやすい相手といえます。韓国は現代的に変化してきていますが、それでも伝統的な価値観は今でも非常に重要です。またこれは年配者の間で強い傾向があります。
  • ”顔を立てる”ことは韓国のビジネス文化においては非常に重要な事柄です。個人の名声や社会的地位はこの上に成り立っています。
  • 冷静さを失わないように努め、不快感などを表に出さないようにしてください。そうすることによって、あなたが感情をコントロールすることが出来、相手が容易にコントロールできる相手ではないという印象を与えることが出来ます。
  • 例えそれが意図したものでなくても、相手の顔に泥を塗ったり冷静さを失うことはビジネスに非常に悪影響を与えます。
  • また、競合他社の誹謗中傷は控えてください。
  • 韓国のビジネス文化では直接的に”NO”と言うことを避ける傾向にあります。
  • 歯の間から息を吸って”シー”と音を立てるのは”NO”の回答のひとつです。これは表面的には肯定的な回答でも、背後に何か重要な問題があることのサインでもあります。
  • また、遠くを見たままや頭の後ろを軽く叩きながらの”おそらく”(maybe)などの濁した回答も、”NO”を意味していることがほとんどです。
  • ”YES”の返事はそのまま、文字通りに受け取れない場合もあります。これは日本同様に”YES”といいながら相手の話を聞いたりうなずきながら話を聞くためです。
  • 中には相手の顔を立てるために肯定的な回答をする場合もあります。
  • ”NO”の代わりの遠まわしの表現としては、検討します (I’ll think about it)や 難しいです (That’ll be difficult)などが挙げられます。
  • このように日本と似た部分は多々ありますが、誤解を生じ後に大きな問題にならないようにコミュニケーションの中の微妙にニュアンスや、言葉以外の仕草などにも十分注意し、相手の意図や真意をしっかりと把握するようにしてください。
  • 効果的なプレゼンのひとつの方法として、情報を小さなセグメントに分けこまめに質疑応答の時間を取るようにしてください。広い範囲の質問をされることもありますが、忍耐強く対処してください。また、プレゼンの始めと終わりに簡単にポイントをまとめることも効果的なテクニックです。
  • 韓国では喫煙者が多いため、長いプレゼンや面談の途中で喫煙のための小休憩を取ると喜ばれます。
  • 交渉の決断権を持つ人間や責任者が英語もしくは日本語をしゃべらないとしても、プレゼンや交渉の途中で時々その人間に話しかけることを忘れないでください。