韓国ACCESS
商談 2/5
- 韓国人は頼りがいがあり、とても友好的ですが、交渉に関しては感情的になることもしばしばあります。韓国人の相手は率直で、イライラなどを比較的純粋に表現することに気付くことがあるかもしれません。
- 面談中に相手が言うことをすべて文字通りに受け取り事はありませんし、冷静に忍耐強く対応することが重要です。
- 交渉相手としっかりとした信頼関係が築けていることが、交渉での困難や問題に際して大きな助けとなります。
- あなたの商談について競合他社が存在したり、結論を出すまでに時間があることが分かっている場合には最初のオファーの時点では多少の交渉代を残しておくようにしてください。当初の韓国の商談相手の要求があまりにも現実離れしている場合でも、交渉を通して相手も妥協してきますのでその時点でビジネスをあきらめないようにしてください。こうすることによって両者共に大きな得をしたように見えます。
- 明確な主張と方針を持つことは重要ですが、あまりにも融通が利かない場合には相手より良く思われません。ただし、フレキシブルであるということは、道理の通らない要求を受け入れることではありませんので、その点はしっかりと拒否しても問題はありません。
- 更に、あまり先を急ぐような行動や言動はマイナスの印象を与えます。
- 北米や欧州と比較すると、ビジネスのペースはゆっくりしたものになっています。決断までに時間がかかることがほとんどですので忍耐強く待ってください。しかし、明確なメリットを確信できるものに対しては非常にスピーディーな決断を行います。
- 沈黙に対しても我慢してください。しっかりと理解し慎重な回答を行うために時間を必要とします。
- 韓国のビジネス文化は傾向として保守的であり、これらの傾向が強い企業/職場倫理が存在します。調和と構造を重要視しますが、近年は創造力と革新にも注目されるようになって来ています。
- 韓国人にとって、物事は主観的な受け取り方により判断される傾向があります。しかし、客観的な事実も交渉の場では重要な判断基準として浸透してきています。
- 企業文化や部署にもよりますが、とても分析的で非常に詳細のデータを要求し分析を行い、更に詳細なデータを要求するようなところもあります。
- 韓国は儒教の国です。
- 韓国は集団が個人より重要視される文化です。意思決定はグループの意見の一致を持って決定されますが、最年長者や年配の人間の意見に従う文化となっています。また、家族や友人への忠誠心も非常に重要視されます。ただし、近年は西欧的な個人主義の影響も受け始めています。
- 韓国のビジネス文化においてはグループや企業内においては強い相互依存性が存在します。
- 尊敬や服従は若輩者から年配者へ、権威や責任は年配者から若輩者へと分配されます。