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贈り物 1/2 ガイドライン

  • 贈り物やお土産は日本のビジネスでは重要な風習となります。また、夏と年末には「お中元」および「お歳暮」と呼ばれる、贈り物を交換する文化が存在します。
  • この際には普段取引のある取引先に贈り物を送るようにします。
  • 日本を訪問する際にはいくつかのお土産を準備していくことをおすすめします。こうしておくことで、思いがけないプレゼントに対してのお礼をすることが出来ます。
  • 日本のビジネス文化における贈り物やお土産についてはその贈り物自体ではなく、贈るという行為に重きを置いています。そのため、取るに足らないものを貰ったり、反対に高価すぎるものを貰うことがあります。
  • また、高価な贈り物は賄賂として受取られることはありません。
  • ラッピングされている贈り物はしばしば紙袋などに入れられて持ち運ばれ、周りの人間に贈り物を持っていることやこれから渡すことを分かりづらくする傾向があります。
  • お土産を渡すタイミングとしては面談や滞在の終わりが適しています。その際には、こっそりと相手に贈り物があることを伝えてください。知り合って間もない場合や疑問的な場合には贈り物を渡すのは控えるようにしてください。
  • 個人に贈り物を渡す際には他人がいない場で行うようにしてください。また、グループに送る場合には受取り手のグループが集まっている場面で渡してください。
  • 贈り物を渡す際には両手を使って渡してください。
  • 日本の文化では贈り物を渡す際に、例えそれが高価なものであっても、「つまらないものですが」=an uninterested or dull thingという風習があります。これは、「私たちの関係に比べれば、この贈り物は些細なものですが」という意味を含みます。
  • 同じものを役職の異なる人間に贈るのはあまりおすすめできません。また、グループの中で他人がいる前でひとりのみに贈り物を渡し、他の人間に渡さないことは嫌な印象を受取った人間と受取らなかった人間の両方に与えることになりますので、避けるようにしてください。
  • 贈り物は渡された時に贈り側の前や他人の前で開けることはしません。後に個人的に開けます。
  • こうすることで、贈り物が期待通りのものでなく”面子をつぶす”結果となることと、また同時に役職ごとに贈り物の内容を変えた際に比較される/することを避けることが出来ます。