インドACCESS
接待 2/3 食事の続きと接待
- インドの伝統的な料理は手で食べることができます。手を使って食べなければならない際には、右手を使って食べます。左手は不浄と考えられているため使いません。しかし、左手でお皿をまわすことは問題ありません。
- あなたのお皿から他の人に食べ物をススメルことはマナー的に受け入れられません。これはこの行為が不浄とみなされるからです。
- 飲酒はモスラム、シーク、その他の多くのインドのコミュニティーで禁止されています。しかし、時間の流れと共にこれらは厳しさを欠いてきており、とくに都市部の教育層ではかなりゆるくなってきています。
- 普段はお酒を飲むゲストでも宗教上の特別な場合や年上の尊敬する親族のいるところでは飲まない人間もいますので、フルーツジュースやソフトドリンクの両方を用意し、「ビールを持ってきましょうか?」
の代わりに「何を飲みますか?」と聞いたほうが無難です。
- また、インド人はビールやワインよりもウィスキーを好む傾向もありますので、アルコールを用意する場合には、ウィスキーも用意しておくと喜ばれます。
- 一般的にインド人女性は宗教に関わらず喫煙も飲酒もしませんが、近年では都市部のエリート層に喫煙をしワインかビールを嗜む女性が現れてきています。
- 数年前と比較すると、ほとんどの有名な銘柄のスコッチやウイスキーを手に入れることが出来ます。多くのインド産のアルコールも引けをとらないくらいすばらしいのですが、インド人の多くは海外からの輸入物のほうが優れていると考えています。
ビジネス接待
- ビジネスの食事はディナーよりも昼食が好まれます。しかし近年ではパワー・ブレックファストやディナーも増加の傾向にあります。
- たいていのビジネスでの食事は高級レストランか5ツ星ホテルで行われますが、これらは時として大変な人気がありますので、事前に予約しておく必要があります。
- 大きな都市(Mumbai, Delhi, Bangalore, Kolkata, Chennaiなど)では伝統的なインド料理から中華料理、タイ料理、コンティネンタル料理を選ぶことができるので、お客によって何を選択したらよいか考慮する必要があります。
- ほとんどのレストランが喫煙席と禁煙席がありますので、その都度、好みの席を選ぶことが出来ます。
- 多くのインド料理は欧米や日本の料理に比べて辛いので、初めての料理を注文する際にはどれぐらい辛いのかウェイターやウェイトレスに確認すると良いでしょう。
- インドの文化に「乾杯」はありませんが、ビジネスの食事の場面ではホストがグラスを掲げ「Cheers」 と乾杯をするのが一般的です。
- 同僚から食事に招待された際には、それが公の場でない限りは数分遅れて到着するのがマナーとなっています。