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グローバル・ビズは海外でのビジネスの成功のための世界各国のビジネスマナーとビジネス文化を紹介しています。

インドACCESS

商談 3/4 交渉プロセス

  • インドの交渉におけるペースは欧米のそれに比べ大変緩やかなものです。
  • インド人は時間に対して少しばかりルーズです。あなたが時間通りに到着していてもミーティングの開始が遅れたり、待たされたりする場合があります。
  • こういったケースはしばしばあり、基本的にはたいした問題はないのですが、もし長時間待たされることが何度もあるようでしたら、彼らにとってあなたがそれほど重要でないとのサインでもあるので注意が必要です。
  • インド人はビジネスの話をすぐには始めませんし、もしあなたがそうすれば失礼だとみなされます。ビジネスの話の前に関係作りが重要な役割を果たします。
  • ビジネスの話を始める前には仕事に関係ない世間話から始まります。その内容は天気からあなたの旅行は問題なかったか等にまで及びます。
  • 先述の通り子供や家族等の個人的な質問をされてもびっくりしないでください。
  • 同様に、丁寧さを表現することも交渉プロセスのひとつで、面談開始の際にコーヒーやティー、茶菓子を薦められることもしばしばあります。
  • これらのオファーについては、断らずに、好意に甘えるのがマナーです。
  • 他の国の文化に比べて、インドでは感情や相手との関係が交渉の結果に大きな役割を果たします。
  • 一般的にインド人は信頼している人のためにはより大きなリスクをとります。そのため、個人の信頼性や名声は商談の交渉において重要な役割を果たします。
  • インド人は基本的に「polychronic」タイプ(複数のタスクを同時に処理するタイプ)です。そのために面談中に秘書が書類のサインを貰いに来たり、話が本題を逸れたりするようなことがありますが、これはあなたに対して注意を払っておらず、なおざりに扱っているというわけではありません。
  • これを理解しておくことにより、余計なイライラを感じずに済むことが出来ます。
  • インド人たちは物事の理解に対しては帰納的なアプローチをとります。
  • インド人の概念の中では、真実はその全体の姿を理解してから始めて理解できると考えられています。
  • 人・事柄・考え方などについても、その人格や社会的もしくは歴史的な理解を通してのみ正確に把握できると考えていますので、演繹的な考え方の文化の国より訪れた人間にとっては戸惑うことがあることと思います。
  • こういった意味で、しばしば直接議論とは関係ない質問をされることがありますが、これは焦点を欠いているわけでもなく、話がそれているわけではないので、その理解が必要となります。