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グローバル・ビズは海外でのビジネスの成功のための世界各国のビジネスマナーとビジネス文化を紹介しています。

ドイツGermany

会話 2/2 ガイドライン

  • お世辞を言うことはドイツのビジネスの場では一般的ではありませんので、相手を困惑させ、ぎこちない雰囲気を作ることになりかねません。
  • 従業員は上司から褒められることを喜びますが、期待はしていません。
  • 初対面の人やあまり知らない人からのお世辞は疑惑の念を与えます。(本当は何を意味しているのか?とか何を求めているのか?と。)
  • 英語では”How’s it going?” などを”Hi”の意味で使ったりしますが、ドイツ人は“Wie geht es Ihnen?”=”How are you”と使った際には文字通りの回答(元気、まあまあなど)を期待していますので、返事を待たずに次々に“Wie geht es Ihnen?”=”How are you” と声をかける姿はとても奇妙に映ります。
  • 多くのドイツが“Wie geht es Ihnen?”(How are you?)と聞かれた際に、何故それほど具合が良くないのかまでの詳細な回答をします。従って、これらのHiの意味での使われ方には人々も慣れてきていますが、まだまだ多くの人々がいらいらしたり"うわべだけ"と感じたりしていることも忘れないでください。
  • お互いの関係を重視する中東、極東、アフリカの国からのドイツへの招待されたゲストもしくは取引先は、しばしばその歓待の程度の差に驚かされます。ドイツの文化ではビジネスとプライベートをとてもはっきりと区別します。もともとお互いにプライベートで親密な関係にない限り、それらの国から訪問される人は家に招かれての接待や母国での接待はないと理解しておいてください。
  • 関係を重視する文化ではみんなで食事に出かけ、貧弱なコネクションは個人のプライドに関り、皆の顔を立てることが重要であるとみなされていますが、ドイツなどの個人主義の国では集団の調和や他人の顔を立てることは、個人の必要性や快適さに比べて優先順位は低くなります。
  • したがって、あなたが数日滞在するとしてもドイツ人の同僚たちが毎晩あなたを食事やイベントに連れて出かけることはあまりないと考えたほうがよいです。これは彼らが彼らの文化と同様にあなたが仕事の後のプライベートの時間を邪魔されたくないと考え、それを尊重しての事に他なりません。
  • 反対に、あなたがドイツ人のゲストをもてなす際にも毎晩なにかを用意する必要はありません。彼らは自身で興味あることに挑戦したいと考えているか、少しばかりビジネスから離れてリラックスしたいと考えていることでしょう。
 

好まれる話題

  • スポーツ、特に国技のサッカー
  • 旅行
  • 最近の休暇
  • 時事ニュース
  • 政治 (あなたが彼らの話題を理解している場合)
  • 仕事と職業
  • ドイツもしくは他のヨーロッパでの経験
  • お酒を嗜む人間の間ではビールがよいトピックです。ドイツは世界でもすばらしいビールを製造しており、様々なメーカーのビールを飲み比べて楽しみます。


避けるべき話題

  • 第2次世界大戦、ホロコースト。(あらゆる年代のドイツ人がドイツの歴史についてオープンに言及したりコメントすることに驚くかもしれません。)
  • 職場での知らないもしくはあまりよく知らない人間に対しての個人的な質問(給料や所有物の値段)。一般的に職場とプライベートは全く別に考えられています。