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グローバル・ビズは海外でのビジネスの成功のための世界各国のビジネスマナーとビジネス文化を紹介しています。

ドイツGermany

商談 1/5 交渉前に知っておくこと

  • たくさんの名刺を持参するようにしてください。アジアやアラブ諸国からの訪問の場合には英語で名前その他の情報が書かれていることを確認してください。
  • それにより、最初のコミュニケーションが容易になります。また、ドイツ語の情報の入った名刺の必要はありません。
  • ドイツ人は他のヨーロッパ同様に名前を先に書き、姓を続けて書きます。また、呼ぶ際には名刺に書かれてあるタイトルで呼ぶようにします。(’Dr.’ など)
  • 名刺にはあなたの名前はもとより、役職や学位、その他専門のタイトルなど出来る限りの情報を書くようにしておいてください。
  • ドイツは日本同様にコミュニケーションの際に交わされる言葉のみでなく、話す相手のバックグランドや役職までも判断材料としてコミュニケーションを成り立たせる文化を持っています。ただし、これは欧米諸国(特にlow context communication cultureの国)から見た見方であり、日本と比較すると、かなりlow context文化であり、話した言葉は文字通りに受け取られる傾向にあります。
  • IT産業を除いては、ミーティングは議長により進行される極めてフォーマルな形式で行われます。他の参加者の様子を伺い、どれほどフォーマルなのか服装や話し方を参考にするとよいでしょう。
  • そのミーティングがその企業で初めての打合せの場合でその会社の進行方法が定かでない場合には現地の主催者にどのように進行する予定なのか、また何を期待されているのかプライベートに尋ねるようにした方がよいでしょう。
  • またそうする事によって相手が困惑したり、あなたが恥ずかしい思いをすることはありません。
  • ドイツ人はストレートで直接的です。また、Yes/Noははっきりしています。特にビジネスの場面では得にその傾向が強くあります。
  • ドイツのビジネス文化の中ではごく一般的に相手に対して理解したかどうか、もしくは質問などを極めてオープンに確かめる傾向にあります。
  • これは、後になって実は誤解を生じていたり、理解されていなかったと分かって問題を引き起こすのを避けるためです。
  • ドイツサイドはミーティングに際して実によく準備/勉強してきますし、あなたの側にもそれを当然期待しております。
  • 最初のミーティングの際にはお互いの紹介や関係を築くためにほとんどの時間を費やす文化の国もありますが、ドイツではお互いのタイトルと呼び方を除いてはすぐに議題についての議論が開始されます。
  • もし、これがあなたの望む展開でなければ事前に連絡し調整をすることで、お互いに何を最初のミーティングで求めているのか理解することが出来ますし、文化の違いを理解するのにも役に立ちます。
  • ドイツのビジネスにおいて時間管理はとても重要なものとして考えられており、会議はアジェンダに従って進められていくことを頭に入れておいてください。
  • ドイツ人はとても分析的に物事を考える傾向があり、自分の意見を確立するために反対の立場からも様々な事実をバックアップとして必要とします。