フランスFrance
商談 1/2
- ほとんどのフランスのビジネスパーソンは英語を読むことができますので、名刺には英語での記載があればフランス語にする必要はありません。
- しかし、フランス語の名刺を持っている場合には、あなたの役職と博士号をもっていればそれが明示されていることを確認してください。
- 両面印刷の名刺は避けるようにした方が無難です。
- 簡単なフランス語のフレーズを覚え、機会があればいつでも使うようにすることを強くおすすめします。そのあなたの努力は評価されますし、相手に覚えてもらうのに役に立ちます。相手のフランス語の返事に対してあなたがまごついていれば、すぐに英語に会話を変更してきますのでどんどんフランス語を使うようにおすすめします。
- もし、あなたがフランス語を話している際に文法や発音の誤りを指摘されたり直されたりした際には、感謝するようにしてください。わざわざそう指摘する人間はフランス語について意識が高く、あなたが効果的にフランス語を使用できるようにとの親切心からの行動です。
- フランスのビジネス文化では傾向として長期での目標に注力し、取引先のビジネス相手と強固な関係を築くよう努力します。
- 最初の面談の際には丁寧に、また誠実に対応する様にしてください。
- フランス人は早い段階でのなれなれしい態度に対しては、懐疑的に感じる傾向にありますので注意してください。
- フランス人は傾向としてとても直接的で、質問が多く、厳密です。そのため、あなたのオファーについてはよく計画を練り、論理的にまとめておくようにすることが非常に重要になります。
- また、フランス側はあなたのプレゼンの補足が必要な項目について執拗に質問をしてくることが多々あります。これは、フランス人にとってビジネスの面談/会議は知的エクササイズとして捉えられる傾向があるためです。
- 論理性がフランス側の議論の中心となります。そのため、相手側(こちら側)の非論理的な説明や事柄に対しては厳しく非難してきます。
- 議論は知性と雄弁さに基づく分析的、批判的な観点から展開される傾向にあります。また、個人のイデオロギーや感情もプレゼンに影響を与えます。
- フランス人の意見を変更するように説得するのは可能ですが、彼らの文化からかけ離れた事柄については同意を得るのは極めて困難です。しかし、新しい情報をオープンに受け入れ、議論を行うことは厭いません。
- フランス人は傾向としてあなを知的能力に基づいて判断します。これは、意見の相違する事柄についての議論や度重なる厳しい論争により判断されますので、これらの場面で堂々と対応することが出来れば、彼らからの評価を勝ち取ることが出来ます。
- たとえあなたの意見が相手と大きく異なっていても、それ程心配する必要はありません。肝心なのはあなたの意見をどれほど的確に相手に説明できるかということです。フランス人はあなたのその事柄についての理解度や情報量、また冷静さなどによりあなたを判断します。
- 議論は日本や北米のそれと比べると、更に熱を帯び緊張感を伴ったものになります。