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イギリスUK

商談 3/3

  • 合意したことは契約を取り交わすことになります。イギリスの商談相手が真剣であればあるほど、弁護士が直ちに契約の締結に動き出します。しかしながら、その締結までは時間が懸かります。
  • イギリス人は始めての面会の際には表情を抑えるようにしますので、商談相手の意図や真意を読み取ることは困難です。
  • どれほど相手が上の空で集中していないように見えても、あなたの事を注意深く観察していますので、気を抜かないように心掛けてください。
  • そのために、いかに面談がインフォーマルな雰囲気になったとしても気を引き締め、プロフェッショナルな姿勢を崩さないようにしてください。
  • イギリス人の商談相手にはあなた自身、提案、また会社を十分に理解するための時間を十分に取り説明するようにしてください。
  • また、会議中の相手の交渉陣を観察し、それぞれの人間がどのように商談に参加してくるかにより、その商談成立のためのキーパーソンを見つけ出すように心掛けてください。
  • イギリス人は一般的には口数の少ない人間が多いので、商談の席で最も無口な人間が最も強い影響力を持っていることがしばしばあります。
  • 商談の際には、イギリス人は物事を控えめに表現する傾向にあり、また皮肉をしばしば使うことを理解しておいてください。
  • 一般的にはぼやかした表現を使う傾向にあり、直接的な質問に対しては遠まわしな回答で実際に言っている事とは逆のことを伝えようとしたりします。
  • 声のトーンや表情より本当に意味することを理解するよう心掛けてください。
  • また、何を言わなかったかに注意することで、相手の意図を読み取るのも有効な手段の一つです。
  • ユーモアはビジネスの議論においても重要な役割を果たします。そのため、いくつかのジョークや逸話などのレパートリーを用意しておけば、有効な武器となります。また、話し上手な方はその才能を遺憾なく発揮するようにしてください。
  • しばしばその場にふさわしくないと思われる表現などが交わされることがありますが、驚かないようにしてください。
  • これは、英国人が相手を冷やかしたり、反対の意思を表したり、時にはからかう際に皮肉を(1行のジョーク)を用いる傾向があるためでもあります。
  • これらは時として相手を傷つけたりしますが、英国人はたいていの場合は長く根に持つことはありません。
  • 押し売り的な手法や競合他社の製品やサービスの中傷による営業活動は逆効果を招きます。
  • また必要以上の媚びや異常なハイテンションも英国人には受け入れられません。
  • 最終的にビジネスを共に行うと決心した場合には、英国人はより単刀直入な表現を用い始め、意図を口にするようになります。
  • また、”No”という返事も早い段階から行うようになります。ただし、これは丁寧なまたは遠まわしな表現で行われます。