イギリスUK
呼び方 2/2
- 女性平等主義がこの問題に関しては更に複雑さを増します。
- 一般的に結婚状況の分からない女性を呼ぶ際はMs.をつけて呼ぶようにし、〜manで終わる言葉を使わないように気をつけなければなりません。
- 例えばChairmanを女性に使おうとすると、理論上は’Ms Chair’ とひどい言葉になってしまいます。(これはたいていの場合は’Madam Chair’を使います。)
- 一般的には年配の世代はMrsとMissを使うことを好みますが、1960年以降に生まれた世代ではMsを使います。
- いくつかの職業―政府関係、軍隊、教会、教育機関―ではタイトル(役職)がランクや学術的な達成を表しますが、これは支配者層(Establishment)でのことであり、一般的なビジネス文化においては稀となります。
- ごく親しい男性の友人同士、たいてい同じ学校や歴史ある大学からの友人、の間では姓のみで呼び合う強い伝統が見受けられます。
- あなたがその仲間でない限り相手を姓のみで呼ぶことは避けMrやMrsをつけて呼ぶようにしてください。
- 「Sir」および「Madam」は店員やウェイター、受付などでお客さんを呼ぶ際に使われます。
- ナイト(勲爵士)は他の爵位を持った人とは異なり、傾向としてSirと呼ばれることを好む傾向にあります。
- これはナイトは本人の実際に達成したもの/ことに対して与えられるものであり、政治的な支援などの結果として与えられたものではないとの誇りがあるからです。矛盾のようにも感じますが、ビジネスの世界でナイトと遭遇することは稀ではありません。
- John Smith氏がナイトの称号を与えられた際に彼は「Sir John」、妻は「Lady Smith」(スミス婦人)となりますが、ナイトと同ランクの女性への称号は「Dame」であり名前(ファーストネーム)にのみつけられて使われます。
- 「Lady」は公爵(Duke)、侯爵(Marguess)、伯爵(earl)の娘に使われるもので、これもまた名前の方にのみ使われます。