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イギリスでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<イギリスについてのヒントや注意点>

イギリスとは 1
  • ヨーロッパ大陸の北西の沖に浮かぶ”グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国”として正式には1927年より国家として認められています。
  • 多くの人たちはイギリスが単にイングランドのみで英国人(ENGLISH)がほとんどの人口であるとか、もっと大まかにイギリス人のみ(BritonやBritish)と考えていますが、ブリテン(英国)でさえ3つの国(イングランド、スコットランド、ウェールズ)から成り立っています。
  • イングランドは統一王国として10世紀から存在し、1284年にウェールズが統一されました。1707年の連合法でスコットランドと、続く1800年の連合法でアイルランドとウェールズとの連合を決定しました。
  • イギリスは米国のオレゴン州より少し小さいぐらいの大きさですが、その文化や民族は多種多様に富んでいます。
  • これらの違いは外国からの訪問者には分かりにくいかもしれませんが、現地にはその違いや独自性を誇りにしている人間が多数いますのでそれらを攻撃するような言動は避けるようにしてください。
  • それらの違いによるどんな差別もタブーですが、ウェールズ人やスコットランド人(特に田舎の地方)では英国人としてEnglishと呼ばれることを非常に嫌いますので、Britishを用いるようにしてください。


  • これらの地方独特の独自性に対する誇りはイングランド内にも存在します。ロンドンとその周辺のホームカントリー(南東部のロンドンから100〜120Km圏内)、ニューキャッスル・マーシーサイド州中心の北東部、そして西部にこの傾向が顕著です。
  • これらの地方では独特のアクセントがあると同時に強い方言も存在しますので、外国人が初めて聞く際には理解することは困難です。
  • また、ウェールズの1/4程の人口がウェールズ語(ケルト語の一種でゲール語に似た現在の英語とは関係のない言語)を話しますので、公の機関では英語とウェールズ語の両方にて対応をいたしますが、多くのウェールズ人は第一言語としてウェールズ語を選択し、外部の人間(イングランド人)を除外するためにウェールズ語を使って会話をしたりします。
  • おそらく6万人のスコットランド人が彼ら独自のゲール語を理解しますが、スコットランド高地や島以外では耳にする機会はほとんどありません。
  • また、この文化的な独自性は北アイルランドにおいては、過去数世紀にわたりイギリス政府のアイルランド政府への介入が更に複雑なものにしています。
  • 1801年からすべてのアイルランドは、1921年のアングロ・アイリッシュ協定にて正式に分断されるまでイギリスに属していました。
  • アイルランドは独立の際に首都はダブリンとなり、アルスターや6つの郡(9つの郡の内)はUKに属したままです。
  • アングロ・アイリッシュ協定において30年以上問題となったことの原因としては国家主義の民主党において、アイルランドとの再統一を目指す数少ないカソリック教徒や北部の人口の2/3を占めダブリンとのかかわりを拒否しより英国王朝に傾いたプロテスタントとの争いがあげられます。
  • 結果はどうであれ現在も交渉は続けられておりますが、暴力は現在ではおさまっています。しかしながら、アイルランド(北部南部ともに)を訪れる方は、この点を念頭にいれ地雷地を歩くように注意深くこの問題を扱うようにしてください。


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