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オーストリアでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>
- オーストリアのビジネス文化ではミーティングをブレインストーミングの場(案を出し合う場)としては考えません。
- また、ミーティングで合意に達することは、それ程重要であるとは考えません。
- オーストリアのボスがチームから離れて管理・監視するような階級的、更には独裁的な職場環境のなかでは打合せの機能やチームワークの役割はかなり制限されています。
- 打合せは進行役が最後の議題を終えたと判断したところで、すっぱりと終わりになります。”何か他の案件はありますか?”といったことは滅多にありませんので覚悟しておいてください。
- もしあなたがプレゼンを行う場合には簡潔にし、その方法をよく吟味するようにしてください。
- またあなたのプレゼンに対しては核心をついた質問をされることが多く、反対に広い範囲での質問をされることはほとんどありません。
- また、理想的にはあなたのプレゼンのポイントごとに証拠や実際の数字を準備して、配布用資料に添えるようにすると効果的です。
- こうすることによって会話を中断されるリスクを減らすとともに、プレゼンには参加していないけれども最終決定には重要な人物への社内の配布資料として利用することが出来ますし、その際にあなたの伝えたいことをその資料とともに間接的に伝えることが出来ます。
- これらのプレゼンについては、もしプレゼンを英語で行う場合には、少なくとも出来れば各項目のポイントぐらいはドイツ語で準備するようにしてください。
- オーストリアのビジネスマナーでは十分に準備をして望むことが、基本的な欠かすことの出来ない姿勢として考えれています。
- オーストリア人はほとんどの交渉項目について、直接的なアプローチをする傾向があります。
- 婉曲的な表現や回りくどい言いまわしはあまり使いませんし、好みません。また英国的な逆説的な表現やほのめかすような表現についてもほとんど通じないと考えてください。
- 会議室は冗談や個人的な意見を言う場ではないと考えられています。
- オーストリアのビジネス文化はフォーマルで、保守的な構造となっています。
- そのため、オーストリアでのビジネスは他の西洋諸国に比較するとフレキシブルではなく、形式にとらわれた旧式な傾向(少なくとも昔からのやり方に強くこだわる傾向)が目立ちます。
- 変化についてはそれ自身が良いものであるとは考えられていません。そのため、何か今までとは別の方法でものを行う時には、その理由が明らかでない限り、その理由についてはっきりと説明する必要があります。
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