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台湾でのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>
商談 2
年配のメンバーを交渉団に加えることは必要不可欠となります。台湾のビジネス文化では年齢と役職を非常に重要視しますので、年配の重役が交渉に参加することにより、あなたの企業が相手とのビジネスについて真剣に検討しているという意思表示となります。
年配者には必ず敬意を払うようにし、最初に挨拶をするようにしてください。更に、彼らの前では喫煙したりサングラスをかけることは控えてください。
ドアをくぐる際には年配者に先に道を譲ってください。また、その際に断られても、年長者が先にドアをくぐるように固持してください。
台湾では控えめであることがとても重要となります。従って、オフィスに入るように言われるまでは入らないようにし、席に着くように促されるまでは座らないようにしてください。
面談中に褒められたりお世辞を言われた時には、それ程の人間ではないと謙遜するようにしてください。それらに対してお礼を言ったり、認めたりしないように気をつけてください。だからと言って相手を褒めることを控える必要はありませんし喜ばれます。
ミーティングの際に会議室でなく会社のカフェなどに通され、コーヒーやお茶が出されることがあります。
台湾の交渉相手の方からビジネスの話題を持ち出すまで、待つようにしてください。
交渉のテーブルでは、あなたの交渉チームの中で一番年配(もしくは役職が上の人間)がテーブルの中心に座るようにしてください。その次に偉い人間がその人間の右側に、その次が左に座るようにします。その後、同様に役職順に交互に座ります。
台湾側も同様に席に着きますのでキーパーソンを見極めるようにしてください。ソファーに座る際もイスに座る際も同様の順番で座ります。
訪問の事前にオファーを送付しておき、面談の際にはその詳細について打ち合わせできるようにしておくことをおすすめします。
プレゼンの際にはその最初と終わりに重要事項をまとめるようにしてください。
あなたのオファーの詳細について、あらゆる角度からの議論が必要になることを覚悟し、準備するようにしてください。
プレゼンをいくつかのセグメントに分け、そのセグメントごとに質疑応答の時間を取ることをおすすめします。
質疑応答の時間には広範囲に渡って質問されますが、この際相手のキーパーソンに(たとえプレゼン言語(英語)を話さないとしても)話題を振るように心掛けてください。
公の場で取り乱したり恥をかいたりして”面子を失う”ことは台湾社会では非常にマイナスとなります。そのため、自分が面子を失わないように注意するのは当然ですが、相手に面子を失わせないような心配りも重要となります。
台湾のビジネス文化では個人の恥はその家族や、グループ、組織には関係ないこととなっています。
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