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スペインでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>
- ミーティングの開始と同時にビジネスの話を行うことは、ほとんどありえないと考えてください。これは、スペイン文化の強烈な個人主義によって、企業よりも人間自体の方が考えられているからです。
- スペイン人は個人の繋がりによる信頼や忠誠を優先的に考える傾向があります。
- スペインのビジネス文化においては個人の強いリーダーシップがシステムによる手順やグループでの議論、ブレインストーミング、予測、業務計画よりも重要であると考えられていますので、日本からの訪問者にとっては慣れるまで時間がかかるかもしれません。
- スペイン人は最初の面談においては、ビジネスの話を進める前にあなたについてよく知りたいと考えます。
- そのため、相手のあなたのバックグランドや華族についての質問について、強調的に丁寧に答えるようにしてください。
- スペインのビジネス文化ではミーティングがアジェンダ通りに進み、明確なアクションプランを持って終了することは、(あなたがそう仕向けない限り)ほとんどないと考えてください。
- 一方が積極的に求めれば、物事について交渉を行うことに対してはかなりオープンです。
- しかし、合意に関してはとてもあいまいで、相手のコミットメントを実際に行動を移させるには忍耐を必要とし、時間がかかります。
- 交渉においては威厳を保ち、礼儀正しく外交的にする一方、温かく個人として接するよう努めるようにしてください。
- スペイン人との面談において最初は控えめで遠まわしな印象を受けるかもしれませんが、これは個人の信頼関係が構築されるまでは一般的です。
- スペイン人は一般的に新しい情報や考え方については受け入れる傾向にありますが、彼らの意見を変えることは簡単ではないことに気付くかもしれません。
- 特に南部の(男性の)年配の人間は、明らかに古い考え方を持ったままであることがしばしば見受けられます。
- スペインのビジネス文化では客観的な事実や実験による証拠と同様に、個人の感情が重要な役割を果たします。
- そのため、スペイン人の相手との間にしっかりとした信頼関係を築くことがスペインでのビジネスの成功のためにはとても重要です。
- もし相手があなたに対して好意的な印象を持ち、信頼することができると確信させることができれば成功の可能性が増すことになります。
- 教会の思想や国家主義の名残もまた、スペイン人の意思決定プロセスにおいて大きな影響を与えています。
- 例え、スペイン人の相手が友好的で協力的に感じられたとしても、価値があると考えている情報はなかなか提供したがらない傾向があります。
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