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ロシアでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<相手の名前の呼び方についてのヒントや注意点>
- ロシアの文化においては一般的に、ごく親しい友人か関係のある人間の間でのみお互いを名前で呼び合います。
- 誰かに会う際には単にあなたの姓を告げるだけで、他に特別なあいさつをしなくても全く問題ありません。
- あなたが面談で会う人間すべての役職を確認するようにしてください。ロシアのビジネス文化においてはこれらは重要になります。
- 一般的にロシア人は3つの名前があります。
- ファーストネームは産まれた際に与えられる名前で、ラストネームは父親の姓になります。
- ミドルネームは父親の名前(ファーストネーム)に少し手を加えた、Patronym(父親や祖先に由来する名前)として知られるものになります。
- patronym男性は〜の息子を意味する「vich」や「ovich」を末尾につけます。
- 女性にとってもpatronymも同様に父親の名前を用い、その末尾に~の娘を意味する「a」や「ova」をつけます。
- 相手と親しくなると、相手から名前(ファーストネーム)とミドルネームで呼ぶように促してくることがあります。
- 海外からの訪問者としてはロシア人の同僚やビジネスの相手を、男性であれば「gaspodin」(Mr.に相当するもの)と姓で呼び、女性であれば「gaspazhah」(Mrs.や Miss.に相当するもの)に姓をつけて呼ぶようにしてください。
- 相手を呼ぶ際にフルネームとpatronym(父親に由来する名前)のミドルネームで呼ぶ場合には敬称を付ける必要はありません。
- いくつかの名前はとても一般的なものもあり、その人間を特定するためには更に情報が必要な場合があります。
- 正式な場ではロシア人は同姓同名の人間を区別するために、誕生日を使います。
- 更に同姓同名の人間(特に男性)を区別するために、敬称の「senior」(年上)や「junior」(年下)を名前の後に付けて呼ぶ場合があります。
- 女性は結婚すると夫の姓を名乗りますが、姓の最後が母音の場合は(ほとんどの場合がそうですが)、それを「a」に変えて、女性であることを示唆します。
- 「tovarish」は仲間(comrade)の意味ですが、今日ではほとんど使われません。これは社会主義時代には多く使われましたが、今日では使わないようにするべきです。
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