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フィリピンでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>

商談 1
  • フィリピン企業とのビジネスを進めるにあたり、まずは決定権を持つ人間を紹介してもらえる第三者を見つける必要があります。適切な仲介者を通して紹介してもらうことの方が、あなた自身がコツコツと信頼関係を築くように努力するよりも簡単に効果を発揮します。
  • フィリピン企業との契約を締結するためには、数回現地を訪れて交渉を繰り返す必要があるのが一般的です。
  • 名刺は英語のものがあれば、タカログに翻訳したものを用意する必要はありません。
  • 他のアジアの国と同様に、名刺の交換はお互いの紹介に重要な意味を持ちますので、十分な量の名刺を持参するのを忘れないようにしてください。また、フィリピン人はあなたの役職からどれほどの影響を持ち決定権を与えられているか予測しますので、役職は明確に表されているようにしてください。
  • フィリピンでは他のアジアの国と比べると名刺交換はそれ程フォーマルではありませんが、名刺を渡したり受取ったりする際には両手を使い、受取った名刺は名刺入れの上かテーブルの上におくようにしてください。
  • フィリピンの相手は名刺を受け取っても返してこないことがあります。また、名刺を最初に差し出すのはいつでも訪問者の方です。
  • もし、フィリピン人が名刺に家の電話番号を書いて渡してきたら、家へ電話しても問題ないとの意思表示として受取ってください。フィリピンでのビジネスはオフィス外で社交の場を通して構築されることが少なくありません。


  • 公の場で怒りを表したり、感情を表に出すなどの「面子を失う」行動は非常にマイナスの評価をされます。訪問者はいつでも冷静で感情をコントロールすることが求められています。公の場で感情を表に出したり、怒ることは受け入れられない行為です。
  • フィリピン人はその凶暴性でも有名ですので、相手を刺激しないように気をつけてください。一般的にフィリピン人はその後の結果はどうなろうと、誇りのために行動しなければならないと感じています。
  • あなたがフィリピン人の従業員や部下を叱責しなければならない場合には、静かに”1対1”のプライベートな状況で行うようにしてください。
  • 同調することがフィリピンの文化では非常に重要で、まずは肯定的なコメントのみを述べるようにすることがお互いの信頼関係を築くために必要となります。否定的な意見などは、どのようなものであれ相手の”顔に泥を塗る”結果となる危険があり、悪い評判を与えてしまい友好的な関係やその他の関係を大きく傷つけることとなります。
  • フィリピン人は一般的に会話をすることを好む傾向があります。たいていの場合は新しいアイデアやコンセプトに対してはオープンですが、自分たちの意見や推測を覆すことはあまりありません。
  • フィリピン人は共にビジネスを行う際には相手のことをよく知る必要があり、家族のことや個人的なバックグラウンドなどについての質問をしてきます。
  • フィリピンにおいてはビジネスよりも担当や当事者同士の社交上の繋がりがとても重要となります。したがって、あなたが業務を他の人間に引き継ぐ際には、その新任者はまた最初から信頼関係を構築する必要があります。ただし、その後任者があなたの血縁者の場合は例外です。


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