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韓国でのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>
商談 1
名刺は会う人全員と交換することとなりますので、十分持っていくようにしてください。実際に韓国に行かれた多くのビジネスパーソンが名刺は多く持っていくことにこしたことはないと実感しているようです。
もし、名刺をきらしたり、忘れたりした場合には現地で即日手配することも出来ますし、後日送るようにしても問題ありません。
あなたのことを役職で判断されますので、役職は分かりやすく名刺に印刷されているようにしてください。この肩書きよりあなたがどれほどの責任のある役職におり、方針などの決定にどれほど権限があるのかの判断基準になります。
さらに、あなたの役職が面談相手の人選に大きな影響を与えます。たいていの場合はあなたの役職とほぼ同等のランクの相手があなたと面談、交渉を行うこととなります。
名刺の交換の際は両手で行うようにしてください。
名刺を受け取る際には、すぐにズボンのポケットに入れたりせずに少しの間読むようにしてください。そうしないと相手に対してあまり興味を持っていないという印象を与え、尊重していないとみなされます。
名刺にメモを書いたりすることを失礼と受け取る人間もいますので避けるようにした方が無難です。
韓国では直接のコンタクトよりも第3者よりの紹介があった方が、お互いの関係や信用を築くのに有利に働きます。
訪問の前にあなたのプレゼンや説明の内容を相手に送り、事前に内容を検討してもらうようにすることは問題ありませんし、スムーズな商談の助けとなります。
商談チームのメンバーは相手のメンバーに見合った役職の人間を選出してください。大きな差がありますと両者にとって気まずい雰囲気となります。重役を商談に送ることはそのビジネスに対しての真摯な姿勢の表れと受け取られます。
交渉において議題どおりに進まずトピックが次々に変ることがありますし、異なる人間から同じ質問を何回もされることもありますが、忍耐強く対応してください。また、交渉における優先順位が分からなくなった場合には、相手に優先順位を明確にするよう丁寧に依頼するようにしてください。
個人の信頼関係はビジネスを通して徐々に構築されます。一般的に初回の面談はお互いを知り合い、その後の土台作りの意味合いが強いです。
お茶やコーヒーを出された場合には、すでに何杯か飲んでいても断らずに飲むようにしてください。ただし、すべて飲み干す必要はありません。
相手がフォーマルに対応している限りは、フォーマルな姿勢を崩さないようにしてください。信頼関係が築けるまではなれなれしい接し方は避けるようにしてください。交渉の合意や商談をクローズするためには、韓国に何度か足を運ばなければならない場合も多々あります。
面談は世間話から始まります。ビジネスの話は相手が切り出してくるまで待つようにしてください。
丁寧さと誠実さが韓国でのビジネスの成功の鍵です。そのために、プロジェクトや商談を通して誠実に対応するようにしてください。また、帰国後などのメールや電話での連絡も欠かさないようにしてください。
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