アスポーツをしている人が安産の傾向があるってホント?
日本で妊娠中にスポーツをすることが有効であるという研究がされ始めたのはここ30年足らずであり、それまでは妊娠中にスポーツをするのはとんでもないと考えられていました。
妊娠中のスポーツが受け入れられ始めたのは日本医科大学産婦人科の室岡一教授らの妊婦水泳の研究によりその安全性と効果が認められ始めたことの功績が大きいとされているようです。
その後次第に、マタニティー・エアロビクス、ジョギング、ウォーキングなども行われるようになって来ました。
運動の目的としては継続的な運動による体力や持久力の維持および獲得、運動不足の解消、肥満の予防、ストレス発散、妊婦同士のコミュニケーションなどが期待されています。
また、妊婦水泳では出産時の呼吸法や補助動作なども学べるため、妊婦は自信を持って出産に望めるようになるという効果もあるようです。
妊娠中に運動を行った妊婦は順調なマタニティーライフを送ることができ、出産予定日を過ぎることも少なく、分娩時間も短い傾向があるとの報告もあり、一般的に安産の傾向があるということができるようです。
また、研究者によっては妊娠中に運動しようという妊婦は前向きな性格の傾向が強く、その性格が安産によい影響を与えていると考えているようです。