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卵巣嚢腫とはPre-mama

早期発見のためには?

 卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまう卵巣嚢腫について、その症状や種類・治療法について調べてみました。


 卵巣の病気は進行するまでは症状がわかりにくく、「沈黙の臓器」とも呼ばれることがありますが、進行すると「ひどい生理痛」、「なんとなくお腹が重い」、「腰痛」などの症状をおこすこともあります。

 卵巣嚢腫とは「卵巣の中に分泌液がたまって腫れてしまうもの」で、たまる液体の種類によって皮様嚢腫、偽ムチン嚢腫、しょう液性嚢腫の3種類に分けられます。

皮様嚢腫
成熟期の女性に見られ、妊娠中に見つかることも多いようです。髪の毛や、歯、筋肉などが含まれています。

偽ムチン嚢腫
ねばねばした液体がたまるのう腫で、更年期の女性にできることが多いようです。これは人間の体にできる腫瘍のなかでもっとも大きくなるもので、人の頭くらいの大きさになることもあります。

しょう液性嚢腫
卵巣嚢腫のなかで最も頻度が高く、水みたいなさらさらした液が袋の中にたまります。10代から30代の若い女性に最も多く見られるのが特徴です。


 また、ちょっと毛色が違うものに「チョコレートのう腫」というのがあります。これは、卵巣の中に子宮内膜症ができて、それが産生する月経血が子宮のなかにたまって袋状になったもので、ちょうどチョコレートのようにみえるので「チョレートのう腫」といいます。
 これは、原因が子宮内膜症とはっきりしているので厳密には卵巣のう腫に含まれないようですが、原因が子宮内膜症なので、症状として普通の卵巣のう腫に見られないようなひどい月経痛がでたりすることが多くなります。

 治療は大きく分けて経過観察と手術の2通りあります。鶏の卵以上くらいの大きさになると手術することが多いようです。



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