いつ、どれくらい与えたらよいのでしょうか?
ミルク以外にも湯冷ましを赤ちゃんに与えると良く聞きますが、どのような場合にどれほど与えたらよいのかよくわからないので調べてみました。
まず、赤ちゃんにとっての水分ですが、これは大人と同様に次の2つの大きな役割があります。
体内に取り入れた水分は皮膚から蒸発し、その際に体内の熱も発散します。これは体温を調整するための重要な機能です。
また、あまった水分は尿として排泄されます。これは体内の代謝のカスを排泄するために必要な水分と言えます。カスが多いほど尿量は多くなりますが、このカスは食物に含まれるタンパク量や塩分が多いほど多くなります。
このような重要な役割をもつ水分ですが、普通の環境下でミルクや母乳を飲んでいる赤ちゃんであれば体重1kgあたりに150mlといわれています。これくらいの量であれば十分に母乳やミルクから吸収することができますので、原則として湯冷ましは与える必要がないといえます。
しかし、暑い日や湯上りなどは水分が不足しがちですので湯冷ましを与えるようにしてください。この際に、赤ちゃんが飲まないようであれば水分が足りていると判断し、無理に与える必要はありません。また、湯冷ましを飲む場合には欲するだけ与えるようにします。