どのような段階を踏んで発達するの?
	    うちの子供は3歳になりましたが、話していてもやはりまだまだ子供です。この先、どのように思考力は発達していくのでしょうか?
            
             その時期や親としての接し方を調べてみました。
            
            
            
               スイスの心理学者、ピアジュが子供の思考の発達について次のように説明しています。
		
               2歳を過ぎる辺りから外の世界を頭の中に思い浮かべる表象機能ができ始め、それ以降を3つの成長段階に分けることができます。
		
              第1段階:5〜6歳
		
               前操作期とも呼ばれる時期で、未だ物事を筋道立てて考えることができずに、対象の外見や目に付きやすい特徴に強く影響を受けます。
		
              第2段階:7〜8歳
		
               具体的操作期と呼ばれ、子供は推論ができるようになり始めますが、具体的な手がかりに基づく場合に限られます。
		
              第3段階:11〜15歳
		
               形式的操作期と呼ばれ15歳ぐらいまでに完成します。この段階の思考レベルになると、純粋な仮説(現実に反するものも含め)に基づいて、問題を筋道立てて考えていくことができるようになります。
		
               これらの発育段階において両親が果たすことのできる役割としては、それぞれの発育段階に合わせたレベルに対して自分の子供がかけている部分がある場合に、それを補ってあげるような考え方を示すことです。
		
               焦って次の段階の思考を求め、押し付けても、子供にとっては過度のプレッシャーとなり精神的に苦手意識を持ってしまうことになりますので、余り焦らないようにすることも重要です。