叱り方が悪いのでしょうか?
「こら!いけません」と強く叱ったりすると、激しく怒って泣きそのままひきつけのようになってしまいます。
叱り方が間違っているのでしょうか?
この頃まではたいてい何をしてもほとんど叱られることはなく、やさしく「だめよ」などといわれた程度だったのに急に強く叱られたという印象を子供は持ってしまうようです。
今までは優しくなんでも言うことを聞いてくれたお母さんが怒った時の顔はとても怖く感じるだろうと想像できます。そのことに驚きもし、不安や恐れを抱くことになり、これまでのただ優しいお母さんから、時には怖くなることを知り始める時期ともいえます。
また、こうした叱責に対する反応も子供によってかなり違っていて、どこ吹く風といった感じで全く聞く耳を持たない子供もいれば、ちょっとしたことでも強く反応してしまう子供もいますので、同じ叱りからでも子供により受取り方の強弱が異なることになります。
そのため、子供の個性に合わせた叱り方の工夫が必要になります。また、叱らないですませるということは、しつけの観点から避けるようにしなければなりません。
さらに、叱った後は叱りっぱなしではなく、そのあとのフォローが重要になりますので、早めに気持ちを切り替えて接するようにする必要があります。