発育の目安として体重が重要なわけ
赤ちゃんの成長の様子を管理するに当り、体重や身長などがありますが体重が重要視されるのには理由があるようです。
それは身長が生後1年で約1.5倍程度にしかならないのに比べて体重が約3倍になるため、これだけの増加の幅の中で、増加の仕方に問題がないか注視する必要があるためです。
また、体重は身長に比べて外部からの影響を反映しやすいという特性もあります。例えば母乳やミルクの飲みが悪ければ体重の増え方は遅れますし、体調が悪かったり病気の場合には体重が減ることもあります。そのため、赤ちゃんの状況を知るためにも体重の管理は重要になります。
体重の増え方は赤ちゃんそれぞれですが、一般的には生後1~2ヶ月ごろまでには1ヶ月当りに1.2kgほど増えます。この間に少ない子ですと0.5kgほどであったり、多い子で2.0kg増える子もいたりします。
乳児期の後半では平均的に0.3kg程が一般的ですが、少ない場合にはほとんど増えなかったり、多い子になると0.6kgほど増えたりします。
体重の増え方がかなり悪い傾向が2ヶ月以上続く場合には何かしらの対応が必要になりますので、体重の増えがわるいなと感じた場合にはもう1ヶ月ほど続けて量るようにしてください。