他人の物はすぐ借りたがります。
お友達と遊んでいる際に、自分のおもちゃを貸したがりません。お友達のおもちゃはすぐに欲しがってひったくるように取ろうとします。どのようにしつけたらよいのでしょうか?
早速調べてみました。
まず、この頃の年齢ではおもちゃを貸してあげることができないのが当たり前だと理解する必要があります。2歳を過ぎると自分と他人の区別ができるようになり、自分を主張するようになります。そのため、いま遊んでいるおもちゃは自分のものであると考え、貸すことができません。
ただ、中には聞き分けのよい子供がいて、おもちゃをすぐに貸してくれたりしますので、そうでない親御さんとしては肩身の狭い思いをすることになります。他の親御さんもこのような子供の発達段階を理解して温かく見守ってくれるとよいのですが、なかなかそうもいきません。
聞き分けのよい子の場合は周りもほっとするのですが、本人はそれなりに無理をしている可能性もありますので、注意してあげてください。
上手くおもちゃを貸して上げられない場面では、少し経ってから、「○○ちゃんが待っているから貸してあげようね」と声をかけたりしてあげながら、貸してあげることができた場合にはほめてあげるようにしてください。
貸すことを無理強いするような必要はありません。
もう少し経ってくると、子供は自分を大切にすることと同様に相手を大切にすることも覚えてきます。このような子供の発達の筋道を知っていると比較的余裕を持って対処することができると思います。