なぜ必要なの?
色々な育児書を読んでいると、赤ちゃんの外気浴をするように書かれていますが、細菌やばい菌、埃などが心配です。なぜ外気浴が必要なのでしょうか?
早速調べてみました。
外に出て日の光を浴びるという目的においての「外気浴」は、現在では余りすすめられていないということが分かりました。
赤ちゃんが外の生活、あるいは自分の部屋以外の外の世界に慣れるようにさせるということであれば、窓辺から外を見させたり、ベランダに出たりということで十分だと考えられます。
かつては、日に当るのがよいことであるという考えが定着していた時代があり、その当時は外気浴や日光浴が盛んに行われていましたが、現在はあまり行わないのが一般的なようです。
白人人種には生涯に浴びる紫外線の量が皮膚がんに関連するのではないかという説もあり、このための欧米からの影響もあってか、日の光に積極的に当てるということは影を潜めているようです。外で光を浴びる時には体の表面を何かでプロテクトしなければ紫外線でやられてしまうというほどではありませんが、現在の小児医学の見地からは、外気浴や日光浴という形で積極的に光に当る練習をするということはあまり薦めないようになってきています。
外気浴は外に連れて行くこと、日光浴は日の光に当ることと言い換えることができます。
赤ちゃんが生まれたばかりのころは、体の抵抗力や免疫力が弱いので1ヶ月くらいは部屋の中で大事に育てられます。そして、だんだんと外の世界に慣らしていくのですが、その慣らし方のひとつの方法が外気浴になります。
外に連れ出す際には、次の点に気をつけるようにしてください。
まず、柔らかい布製のつばのある帽子をかぶせ、バギーなどに乗せるか抱っこをするようにします。そして、最も大切なのは赤ちゃんが直射日光に当らないようにすることです。長時間にならないように、徐々に慣らしていくようにしてください。