電子レンジを使うと便利なのですが…
電子レンジを使うと、少量でも焦げずに加熱することができますし、またお鍋を洗う手間も省けるので、離乳食作りには非常に便利です。
一般に食品を加熱したり、既に出来上がっているお料理を再加熱する場合にはガスや電気、電子レンジを使います。ガスや電気による加熱は熱が外側から中心に向って伝わりますが、電子レンジでは逆に中心から外に向って熱が伝わります。
電子レンジで加熱した場合に、器の周りはさほど厚くなくても、中心の部分を口に入れたらすごく熱いなどの経験をされたことがあると思いますが、それはこの熱の伝わり方が原因です。
一般にビタミン類は熱によって破壊されます。特に離乳食では野菜類をやわらかくして食べやすくするためにじっくりと火を通しますので、ビタミンはかなり壊れてしまうことになります。
しかし、これは電子レンジだけがビタミンを破壊するというわけではなく、他のガスや電気でも同じ事になります。
ただ、電子レンジはガスや電気に比べると瞬時に温度が上昇しますので、時間をかけすぎると熱によりたんぱく質の変性度が強くなり、硬くなってしまうことがあるので注意が必要です。