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日本でのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<商談についてのヒントや注意点>
商談 3
ミーティングや会話の間に起こる10-15秒ほどの沈黙については、不快で居心地が悪いというよりは考えをまとめたりするために利用するために必要と考えられています。
日本の交渉相手があなたに質問や要求をする際に、具体的にしてこないと感じる頃がしばしばあるかもしれません。
例え褒めたりする場合でも、グループ内の個人を言及するのは控えるようにしてください。組織のアイデンティティーがいつでも勝ります。
日本のビジネス文化ではあなたの提案やオファーについて非常に詳細まで検討します。時には面談中にあなたがつぶやいた内容についてさえ、何を意味するのか理解するまで聞いてきます。
あなたの働きぶりについて賞賛を受けないとしてもがっかりしないでください。評価を受けるのも個人でなく組織なのが日本のビジネス文化です。
日本企業は一般的に年功序列社会ですので、最も年配の人間に敬意を示すようにしてください。
日本人は相手がしゃべっていることを非常に注意深く聞く傾向があり、時として目を閉じて聞きますので、寝ているように見えることがあります。
決定は組織全体で行われます。外部の人間がその決定事項に影響を及ぼすためには、その組織に受け入れられるようにしなければなりません。
意思決定は組織全体の合意が必要となりますので、その結果を急かしたりしないようにしてください。その代わりに辛抱強く合意がなされるのを待つようにしてください。
意思決定プロセスは非常に時間がかかり、中には1-3年もかかる場合もあります。
一般的に日本人は口頭での合意に留めて、書面での契約を避けたがりますので、契約書へのサインを主張すると契約に至らなくなるケースがあります。
日本人の口頭での合意については、握手ではなく、軽くうなずくことで表現されます。
日本のビジネス文化では契約書は最終的な決定事項ではなく、後日見直しが出来るものとの位置づけで考えられています。
日本のビジネス文化では頻繁に「すみません」(I’m sorry, Excuse me)ということが丁寧であると考えられています。
そのため、時間に数分遅れた際、風邪をひいた場合、つまらない映画に招待した時、接待が十分でないこと(たとえ完璧なせったいだとしても)、前回の面談の際の至らなさ(問題なかった場合でも)などのありとあらゆる事について謝罪します。
日本に企業は伝統を重視する企業から女性の権利や活躍を促す企業まで、企業間の差がとても広く存在します。そのため、様々な企業文化に対応できるように覚悟しておいてください。
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