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<ビジネス・マナー>
役職名の宛名
取引先の課長さんにメールやFAXを送信する際に、その宛名に「山田課長様」などと書かれている場合があるが、これは間違いです。
「課長」などの役職名にはすでに敬称の意味が含まれているため、「様」をつけると2重でつけることになります。
そのため、正しくは「山田課長」とのみ宛名にします。
しかし現在の運用上、〜部長様などと使う人間が多くなってきており、〜様をつけないと間違いとは分かっていても、逆に失礼な印象を与えるのではないかと心配になることがあります。
こんな場合には、OX商事 課長 山田様と役職名を前に出して、名前の後に「様」をつけるようにすると誤りではないし、失礼な感じもせずスマートな解決法です。
また、役職名の後に「殿」をつけるのは運用上間違いではありません。
ただし、この「殿」は基本的には立場が上の人間が下の人間を呼ぶ際につけるものですので、上司に対して「佐々木部長殿」などと宛名をするのはあまりよろしくありません。
宛名でよく間違われるのが「関係各位殿」などの「殿」です。各位に敬称が含まれますので、この「殿」は不要になります。
相手に失礼にならないように様や殿をつけるのは当然ですが、誤った使い方はあなた自身の相手からの評価を下げてしまうことになります。しっかりと理解した上で、正しくかつ失礼にならないように使いましょう。
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