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食事からビジネス、冠婚葬祭など日本のマナーや常識、文化を紹介
<ビジネス・マナー>
部下の叱り方
部下をしかる際にもマナーがあります。近年のビジネス文化では、会社と同等での労働契約を結んでいると考える社員が多く、マナーに反した叱り方をした際には、会社を離れてしまうことも少なくありません。
このような場合には、あなたの監督責任を問われることになりかねません。また、このような例が決して少なくないため、最近の経営者の中には骨のある社員が減ったと感じている人も多いようです。
部下を叱る際には、その叱る場所にも気を使う必要があります。他の部下の前で叱ると、プライドを傷つけられたと受け取られ、反感を買ったり、ひどくなれば出社拒否などにもなりかねません。部下を叱る際には、会議室や応接室などで1対1で叱るようにするのが原則です。
部下を叱る際には、その位置関係にも注意をしたいものです。最良の位置関係は部下もあなたも同じ姿勢で正面を向き合って叱ることです。
こうすることで、あなたが部下を一人前の対等な会社の人間として扱っているとの印象を与え、部下が素直に反省をするようになります。あなたが座って、部下を立たせたまま叱ったり、反対に座っている部下を立った姿勢から叱ったりすると、必要以上に威圧感を与えてしまいます。
部下のミスに対して、何かしらの処罰を与えるのはあまり得策ではありません。処罰を与えても過失は減らないといったデータも報告されています。
上司は部下の処罰をできるだけ軽くするように弁護するようにします。こうすることで、それ以降の信頼関係の構築にも役に立ちます。
叱った後にはフォローをするのも忘れないようにするのが、重要な叱る際のマナーです。「考え方はよかったんだけどな」とか、「もう少し時間があればうまくいったかもしれないな」など部下の行動に理解を示すようにします。
叱り終わった段階で懲罰は終わったと考え、その後、前のミスを持ちだしてはネチネチを叱るのは避けるようにします。
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