|   |   イランでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介<イランについてのヒントや注意点>
  イスラム
             
              イスラムはいくつもの側面を持った宗教と言えます。
              実際にその起源や歴史についていくつもの解釈が存在し、それぞれ異なる教義が実践されています。
              多くのイラン人がシーア派のイスラム教徒です。
              しかし、AzerisやKurds、Afghans、Beluchisなどの少数民族にはスンニ派の人間もいます。
              実際にシーア派とスンニ派の違いは限られており、時として大げさに表現されることがあります。
              シーアとスンニの分裂はイスラム教の歴史に端を発しています。
              何時、どこでお互いが独立を宣言したかについては今でも議論されています。
                            
 
 
		 
預言者のモハメドの死後、イスラム社会におけるカリフの地位(支配権)は彼の仲間であったアブ・バクル(Abu Bakr)に譲られました。
              シーア派の人間はその主導権は預言者の義理の息子であるアリ(Ali)に譲られ、その後、彼の一族の子孫(Ahle Bayt)へと引き継がれるべきであると考えました。
              そのため、シーア派の人間は正式なカリフよりも予言者の一族の指示にのみ従うと宣言し、今日まで至っています。
              重要なこととしてシーア、スンニ共に同じ神や預言者(達)、教義を信じており、お祈りや断食、巡礼などの宗教上の義務を行っています。
              これらにおける違いはどのように実施されるかということがほとんどです。
              例えば多くのシーア派の人間が日々の5回のお祈りを5時ではなく、3回の異なる時間に分けて実践します。
              シーア派の暦で重要なものの1つにAshura(アッシュラ)があります。
              回教暦1月(Muharram)の10日になります。
              これは現在のイラクにあるカルバラ(Kerbala)において預言者モハメドの孫がその家族と仲間とともに虐殺された日です。
              シーア派の人間はこの悲劇を忘れないために、毎年この日には大行進を行います。
 
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