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ドイツでのビジネス・観光・留学のためのマナーや常識、文化を紹介
<接待についてのヒントや注意点>
- 一般的な乾杯の掛け声は“Zum Wohl!”(ワイン) と“Prost!” (ビール)で”健康を祈って”と言う意味です。乾杯を行うときは、グラスを掲げたときから元に戻すまでの間アイコンタクトを維持することが重要です。大勢の人間と乾杯と行うときにもテーブルの周りの人間とアイコンタクトを行うようにしてください。この傾向はドイツ内を西から東に向かうに連れ、その重要性を増します。
- 食事の際にはいつも食器を使うようにしてください。手で食べる食べ物は、ドイツではほとんどありません。一切れを持ち帰りで買う以外には、ピザですらナイフとフォークを使って食べます。また、スープを飲む際には音を立てないようにしてください。これはドイツだけでなくヨーロッパ全土にてとても悪いマナーとみなされます。
- 食事の際にお皿にあまり口や体を近づけて食べるようにはせず、ナイフやフォークを口に運ぶようにしてください。フランスのテーブルマナーに明るい方にはドイツのそれは特に問題になりません。
- ドイツにおいてはナイフが良く使われますので、片手のみで食事をし、もう一方をテーブルの下でひざの上に休ませておくのは感心されるマナーではありません。
- テーブルの上にはしばしばいくつかのナイフやフォークが用意されています。これらは前菜・パン・デザート用などですが、どれを使えばよいか確かでは場合には、まずは外側のものから使い、食事が進むにつれ内側を使うようにしてください。
- 更なる食事や飲み物を勧められた際に、それ以上いらない場合には丁寧にそう直接伝えてください。ドイツ人は個人的な欲求を表現しますので、あなたがそれ以上必要ないのだと理解し、それ以上は勧めてきませんし、’NO’と言う回答に対して無礼だとか失礼だと受けたられることはありません。
- ただし、食事のほとんどを残すようなことは出来るだけしないように気をつけてください。そうすることで食事に何か不具合があるという暗示と受け取ります。
- お互いの関係を重要視する文化での関係を強めたりするジェスチャーや行動とは異なり、ドイツでは極めて文字通りに行動します。例えばドイツでは他の人に食事をサーブするという習慣はありません。
- 食事の皿が廻され各々が必要なものを必要なだけとります。従いましてあなたが主賓であったとしてもホストや他のゲストが食事を取り分けることはありませんし、また逆の場合にはする必要はありません。
- ホストが飲みものを薦めてきてあなたがそれを望む場合、ワインの場合にはホストがワインを注いでくれますが、大きなボトルの場合にはボトルを渡されて自分自身で注ぐことは極めて通常のこととして行われます。
- 食事が終わった際には、ナイフとフォークを平行にしてお皿の右側を横切るようにして置きます。こうすることによりウェイターやホストに対しての食事を下げても良いサインとなります。
- 食べてはいないけれどもナイフとフォークがまだあなたの手の中にある際には、手首より先のみがテーブルの上にあるように注意してください。食事の際には絶対にひじをテーブルにつかないように注意してください。非常に悪いマナーとして受け取られます。
- もし、周りの人間がタバコを吸っていないときには喫煙の許可を確認するようにしてください。また喫煙の前に一緒にいる人間にあなたのタバコを勧めることは丁寧なマナーとして受け取られます。
- レストランやタクシーにおいては10%弱程度のチップが適切です。
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