イエメンYemen
接待 1/2
- イエメンで昼食に招待されるということは、ごちそうに招待されると言うことです。
- イエメンでの食事は多くの種類の料理があり、それぞれが明確に異なりますので、アラビア料理を本当に楽しむことができます。
- これは北部と南部の両方に当てはまることですが、南部の方が辛い料理が多い傾向があります。
- しかし、一般的にイエメンでの接待といえば「カート」を意味します。
- 午後にはすべての都市、町、村において無数の「カート」パーティーが行われています。
- これらに参加するためには、招待は必要ありませんので、アンテナを高くし、どこで行われているかを確認することのみが必要になります。
- それぞれの参加者が自分のカートやタバコ、水たばこ用の燃料を持参しますので、パーティーの主催者は場所さえ用意すればよいのがほとんどです。
- 席は少なくとも3つの壁に沿って並べられたクッションの上に座ることになります。
- イエメンの応接間はドアがひとつしかないのが一般的です。
- 角の席は主賓のための席ですので、促されない限りは座らないようにしてください。
- これ以外の席については、あいている席に座るようにしてください。
- 一般的に「カート」はそれぞれのひざの上や、すぐ目の前の床の上に置かれます。
- また、部屋の中心にはいくつかの水タバコが置かれ、3〜4人で使えるようにされてることが一般的です。
- カートパーティーにおいては特別な儀式は存在しません。
- 到着するとすぐにカートを噛み始め、タバコを吸い、会話を始めます。
- 水パイプの吸い口（qassaba）の渡し方にはマナーが存在します。
- 一度に長い時間独り占めするのはマナー違反と考えられています。
- 他のすべてのものと同様に、これを渡す際と受取る際には右手のみで行うようにします。
- また、渡す際には吸い口を自分の方に向けて渡すようにしてください。これは刃物を渡すときと同じ考え方です。
