イエメンYemen
イエメンとは 1/3
- かつては開拓者の間で恵まれたアラビアや幸福のアラビアと言及されるほどに、アラビア諸国の中でも最も豊かであったイエメンですが、現在では圧倒的に貧しい国となってしまいました。
- イエメンには原油がありますが、アラビア諸国の中で唯一の共和国であるため、湾岸協力会議(GCC)の恩恵を受けてはいません。
- イエメン人は主に山岳部族となります。
- 彼らは厳しい倫理感を持った、獰猛な戦士としてよく知られています。
- 彼らは自らの家の屋根の下に最大の敵がいる場合には、自らの名誉のために命をかけて戦うスコットランド高原の伝統的な社会における男性とよく比較されます。
- イエメンの高原地方も全く同様のことが言えます。
歴史
- イエメンは古代のシャバ王国です。
- 後にソロモン王と結婚したことで有名なベルギス(Belgis)女王は、イエメンの北東部にあるMa’aribの都市を統治していました。
- この廃墟は、彼女の王座でさえも、数千年にわたり放置されたにも関らず、驚くほどよい状態で残っています。
- ソロモン王との接触により、国家の宗教は太陽崇拝からユダヤ教に代わりました。
- その後、ユダヤ教の信仰はイスラム教が生まれるまで続きました。
- ソロモン王とベルギス女王との息子であるメネリク(Menelik)が、後の初期イスラム教の聖地として知られるアビシニア王朝を建国したと考えられています。
- 後に、イエメンは世界で最初のイスラム教を国教とした国となりました。
- 1962年9月26日のエジプトに支援をうけた共和主義者によるクーデターまで、11世紀以上に渡ってハシミテの尊師(イマーム)によって支配されてきました。
- 王政主義者たちは抵抗したために内戦にまで発展し、1974年3月に摂政の宮(HRH Prince Hassan al-Hussein)が治療のために撤退するまで続いたとされています。
- 王政主義者たちは決して降伏はしませんでしたが、その撤退後に2度とイエメンに戻ることはありませんでした。