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グローバル・ビズは海外でのビジネスの成功のための世界各国のビジネスマナーとビジネス文化を紹介しています。

台湾ACCESS

商談 4/4

  • 儒教は台湾文化に深く根付いており、大きな影響を与えています。すべての関係は哲学上のモラルと倫理上の教えに従って築かれます。
  • 決断は個人によりされることが多く、組織やグループにより決断されることはありません。
  • 決断が遅くなることがあることを覚悟しておいてください。またこの遅れは交渉相手を疲れさせるための戦術として行われることがあります。更に、納期についてしつこく迫ったり、批判するのは避けるようにしてください。
  • 伝統的な契約の方法としては”Chops”と呼ばれる判子で行います。これは会社のロゴや名前を彫った判子を、赤いインクで書面に押印します。台湾でのビジネスが長くなりそうな場合にはChopsを作っておくことも必要になります。
  • 台湾のビジネス文化においては北米とは違い、契約書は最終的な合意内容と考えるのは危険です。契約書にサインがなされた後でも、その内容について継続的に変更を求められることがしばしばあります。
  • 納期はなかなか守られることがありません。1〜2週間ほど遅れての回答も少なくありません。
  • 競合他社の悪口や批判は控えるようにしてください。
  • グループの調和を重要視しますので、感情を抑えるように努めてください。また、過度に積極的な(強引な)行動は受け入れられません。
  • 大声を出したりはしゃいだりするのは控えるようにしてください。これは自己管理が出来ていないための行動とみなされ、眉をひそめられます。
  • 台湾原住民に対しての偏見(差別)は残念ながら存在します。
  • 台湾社会は男性支配社会で男女の役割分担がはっきりと別れています。しかし、近年では女性の社会への進出が強烈に進んでいます。
  • 台湾のビジネスでの女性の活躍はめざましいですが、まだまだ伝統的な女性への扱いは残っています。
  • 女性の交渉役の方が台湾に出向く際には、台湾人の交渉相手があなたのことを認めるまで(残念ですが)多少の時間がかかることがあり、そのために努力する必要があります。
  • あなたの交渉チームに女性が含まれる場合にはその役割を明確に相手に伝えるようにしてください。
  • 台湾交渉相手のその女性へ対しての接し方や扱いを正当なものにするのに必要になります。可能であれば、事前に伝えるようにしておけば、相手に考えを整理する時間を与えることができます。
  • 台湾の特許に登録することを忘れないようにし、類似品や偽造品の被害を受けないようにしてください。