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スイスSwiss

スイスとは 1/3

  • スイス連邦の独立国としての歴史は1291年まで遡り、1874年の連邦共和国の設立と共に重要な位置を占めます。
  • スイスは26の州からなり、ドイツ語Schweizerische Eidgenossenschaft、フランス語でConfederation Suisse、イタリア語でConfederazione Svizzeraと表し複数の言語を国語として使用しています。
  • このうち南西部とジュネーブ(Geneva)、ローザーヌ(Lausanne)近辺の6つの州はフランス語圏となっています。
  • 南部のティチーノ州(Ticino)の1州はイタリア語圏です。
  • ドイツ語でのグラウビュンデン州(Graubunden)、(フランス語ではGrisons)は一部の小さなコミュニティーではロマンシュ語(Romansch)を話します。
  • ロマンシュ語はレト-ロマン語の方言のひとつで、人口の1%弱の人間が話します。
  • 残りはドイツ語圏で、人口約730万人のうち64%程度がこの対象となります。
  • それぞれの州が各々憲法と立法機関を持ち、現地での問題についての責任を負います。そして、これらは一般的に政府に次いで最も影響力があります。
  • 一方、連邦政府の2議院は国全体の問題と、主に国際レベルの問題に対処します。
  • また、スイスには更に3,000以上の地方自治体があり、そのそれぞれが大きな自治権を持っています。
  • 更には、スイスは直接民主主義が強く反映されており、しばしば国民投票が重要な役割を果たします。
  • これらの分裂した政府のシステムではほとんどすべての権利を地方(時には個人まで)に委譲しているため、無法地帯と化す原因のように思われますが、実際のところ全くそういったことはありません。
  • ウイリアム・テルの精神がスイスに驚くほどの団結力/結束力を与えています。
  • 同様に多ヶ国語を使用し行政上の複雑さをもつベルギーが、それぞれの複雑なルールや規制を迂回しながら何とかやっているのに対し、スイスはその勤勉さと、なによりもその団結力によって地球上で最も豊かな国のひとつとなることに成功しました。
  • 第3の男(The Third Man)の中でスイスの何百年にも及ぶ同胞愛はハト時計を生んだだけだと皮肉られましたが、その平和的な中立主義は安定を育み、その安定が繁栄を育てています。


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