スペインSpain
一般常識 2/4
- スペイン人はヨーロッパの中でもタバコを多く吸う人種であり、例え食事の場でもスペイン人の同僚に喫煙を控えるように説得することはほとんど不可能であると考えてください。(最近は少しずつ認識も変わってきており、食事中の喫煙は減ってきていますが...)
- スペイン人との一番最初の面談はいつでもフォーマルなものになります。
- その自己紹介の際には簡単ではあるがしっかりとした握手をするようにし、アイコンタクトを維持したままbuenos diasやbuenas tardesと時間に合わせて言うようにしてください。
- 男性はその後、2回目以降の面談の際のあいさつでは握手をするようにしてください。
- 女性同士では抱擁し、キスをしてあいさつをします。ただ、ごく親しい男性の同僚にはこれであいさつをすることもあります。
- また、男性同士でも友人の場合には握手だけでなくハグ(軽い抱擁)をし、背中をパンパン叩いて挨拶することもしばしばあります。
- スペイン人は他のヨーロッパの国(特にフランス)などと比べると、パーティーの際などに、現地の文化に従った儀式にはそれほど拘らない傾向があります。
- 会話においてスペイン人は(不快に思うぐらい)近くに立つだけでなく、腕や肩をパンパン叩いたりもします。
- もしあなたがこれらの仕草に気分を害し、自身のプライベートスペースに身を引いたりすると、相手に対しての抗議として受け取られますので注意が必要です。
- 実際に様々なジェスチャーが会話の中で行われますが、会話が熱気を帯びれば帯びるほど、スペイン人のジェスチャーは大きくなる傾向があります。
- スペイン人のジェスチャーは興味のないときに肩をすくめたり、頭を縦に振って強調したりと理解しやすいものが使われています。
- しかし、見慣れない仕草や理解できないジェスチャーがある場合には信用できる同僚に聞き、正しく意図を理解をするようにしてください。
- 日本や北米で使われる(親指と人差し指で丸をつくる)OKサインはスペインでは下品な仕草であるとみなされます。
- 人を呼ぶ(ウェーターなど)際には、日本でのそれと同様に手のひらを下にして指か手のひら全部を曲げて呼ぶようにしてください。
- 日本やイギリス、北米などの比較的列をつくることを守るルールのある国と比べると、スペインにおいてはお店やバー、政府関係のオフィスで従業員の注意を引くためにかなりの自己主張を必要とすることがしばしばあります。
- スペイン人は国としてのスペイン出身というよりも、それぞれの地方に対しての帰属感を抱いている傾向があります。
- 従って、スペイン内の地方による違いについて気を配り、相手の出身地方についての誤ったコメントは避けるように気をつけてください。