サウジアラビアSaudi Arabia
サウジアラビアとは 2/4
気候
- サウジアラビア王国のほとんどが熱帯性の気候となります。
- 熱帯性気候の中心はヨルダンから450km北のメディナを中心に広がります。
- 首都のリヤド(Ar-Riyadh)を含めて内陸部はほとんどが砂漠地帯になっています。
- この地方では湿気はほとんどありませんが気温差は激しく、冬の夜は凍えるほど寒く、夏場には50℃近くまで気温が上がります。
- これらの砂漠は紅海沿岸からアラビア湾に渡って広がりますが、湾岸地方においてはとても湿気が強く、時には湿度が100%を超えることもあります。
- 紅海地方の方がアラビア湾に比べると湿気が多少低い傾向がありますが、両者共に、この湿気によって湾岸地方の気温の差は25℃ぐらいの幅に抑えられています。(20℃の少し下から40℃台の前半ぐらいまで)
- サウジアラビア王国を通して雨はほとんど降りません。
- 例外としてはモンスーン地帯に位置する南西の端のイエメンと国境を面したアジ―ル(Asir)地方があります。
- このため、王国内の他の地方とは異なり山間のアジールは緑の豊かな肥沃な地域となっています。
入国
- GCC(Gulf Cooperation Council=湾岸協力会議)加盟国以外の国からの入国にはビザ(査証)が必要になり、(巡礼ビザ以外は)国内に身元引受人(スポンサー)が必要になります。
- 伝統的にスポンサーがサウジアラビアの外務省に申請し、それを受けて外務省が旅行者にサウジアラビア大使館を通してコンタクトを取るようになっていました。
- また、大使館からの連絡は国籍のある大使館からであり、もし在住している国が違う場合にもその大使館から連絡があります。
- しかし、これでは申請の作業が煩雑なため、現在では申請人が大使館を通して申請を行うようになっています。
- サウジアラビア国籍の人間であればスポンサーとして認められ、また訪問者はスポンサーを変えることもできます。
- しかし、スポンサーを変える際には一度帰国しなければならない場合が一般的です。
- したがって、スポンサーを選ぶ際には信頼関係が構築できていると同時に簡単に連絡が取れる人間を選ぶようにするのが賢明です。
- これらを考えると弁護士(サウジアラビアでは法廷弁護士と事務弁護士の違いはありません)がスポンサーとしておすすめです。