サウジアラビアSaudi Arabia
接待
- サウジアラビアの習慣では接待は自宅で行うのが一般的です。
- しかし、ホテルやレストランなどへ招待しても欧米文化への譲歩として受け入れられます。
- 招待者が何者であれ、招待や待遇は単に丁寧さから行われているものであり、商談の成功を示唆するものではないことを忘れないようにしてください。
- 実際に商談が上手くいかなかったことを和らげるために、盛大な接待を行うこともあります。
- サウジアラビアでは公共の場で顔をつぶさないために、嫌いな相手には更に特別な温かさを持って接するよう振舞う傾向があります。
- またその反対の傾向もあり、好きな人間に対してはそっけなく接することで、「あなたとはよい友人関係であり、わざわざ取り繕って接する必要がない。」ことを意味していることもあります。
- ホテルやレストランでの食事の際のチップのルールは欧米のそれと同様で、料金の10％程度を支払うようにしてください。
- 格別にすばらしい食事やサービスの場合にはもちろんこの限りではありません。
- また、欧米同様にタクシーの運転手にもチップを渡すようにしてください。
- 左手では食事を控えるだけでなく、何か汚いものを扱うときのみにするようにしてください。
- 他人に左手で物を渡すことは非常に失礼な仕草となりますので、絶対にしないようにしてください。
- 食事を共にするのはお互いのことをよく知るために有効な手段です。
- サウジアラビア、特にヘジェズ（Hejaz）や西部地方では日本同様のユーモアのセンスがあり、悪ふざけや2重の意味、性の不条理さなどをジョークにします。
- イギリス人や日本人と同様に、サウジアラビア人は控えめに物を言う傾向があり、一般的な会話では過剰に大げさに振舞わない傾向があります。
- 同様に、純粋な賞賛は喜びますが、お世辞に関しては嫌う傾向があります。
- 女性は特に神聖なものとして扱われますが、それ以外の話題については問題ありません。
- サウジアラビア人は議論の内容についてよく理解している相手対して敬意を払う傾向があります。
