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グローバル・ビズは海外でのビジネスの成功のための世界各国のビジネスマナーとビジネス文化を紹介しています。

マレーシアMalaysia

接待 2/2

  • イスラム教徒の主催するイベントではアルコールが出されることはありません。従って、カクテルアワーがないため、食事は比較的招待時間からすぐに出されるだろうことを予期しておいてください。
  • 家やモスクに入る前に靴を脱ぎ、サングラスをはずすようにしてください。
  • イスラム教徒の家に招待された場合には、床に座ることになるかもしれません。
  • イスラム文化での床の上への座り方は日本と同様で、男性は足を組んで座り、女性は正座か左に崩した座り方をするようにしてください。
  • ビジネスでの関係構築においてはしばしば食事の場が選ばれます。この際に出される料理はおいしそうでないとしても、少しずつでも食べるようにしてください。
  • 暑い食べ物や辛い食べ物も出されることを知っておいてください。
  • マレーシアではブッフェスタイルが非常に人気があります。ホストから勧められるまでは自分から食事を取るのは控えるようにしてください。また、男性と女性の食事は別々のこともあります。
  • イスラム教徒やヒンドゥー教徒は左手は不浄であると考えますので、彼らとの食事の際には右手のみで食事をするようにしてください。他人や物に触る際も右で手触ることが可能な場合に左手で触ることは避けなければなりません。
  • 更に贈り物を受け取ったりお金を持つのも右手にしてください。これらはあなたが左利きだとしても守るようにしなければなりません。しかし、両手を使わざるを得ないような状況の時には両手を使っても問題はありません。
  • インド人の食事マナーにおいては、食事を取り分ける際に自分のお皿にスプーンが接しないようにしてください。
  • 箸は数口食べる毎に箸置きの上におくようにしてください。また、飲み物を飲んだり会話を楽しむ際にも箸置きにおくようにしてください。
  • 食事の後には約一時間ぐらいの世間話を行うのが一般的です。
  • 中国人の文化では”Have you eaten?”(食事はお済みですか?)が”How are you?”(お元気ですか?)の代わりに使われます。これは実際に食事をしたかしないかは問題ではないので、単純に”yes”と回答すれば問題ありません。
  • たいていの場合は相手の文化(宗教)的なバックグランドから何を口にしないかをかなりの確率で予想することが出来ます。イスラム教徒はアルコールとポークを口にしないのが一般的ですし、ヒンドゥー教徒は牛肉が禁止されています。
  • イスラム教では犬は不浄な動物と考えられていますので、注意が必要です。
  • あなたの家へイスラム教徒を招待する場合で犬を飼っている場合には、自由に歩き回らせずに別の部屋に隔離する必要がありますし、イスラム教徒とともにイベントに参加する際にはその会場に犬を連れて行くのは避けなければなりません。
  • マレーシアの文化では手を挙げて振るのはタクシーを呼ぶ際のジェスチャーではなく、レストランでサーバーを呼ぶ際の一般的な行動です。