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ご苦労さまのマナー
- 上司や先輩が出先から戻ってきたときに「ご苦労さまでした」とあいさつをする部下や後輩を見かけることがありますが、これはマナー違反になります。
- 本人には悪気はないのでしょうが、この「ご苦労さま」は本来、目上の人間が下の人間の苦労や努力をねぎらってかける言葉なのです。
- あまりにも一般化しすぎた間違いであり、この間違いを聞いても失礼だと怒るような人はいないようですが、しかし間違えた使い方をしていると常識のない奴だとの評価を下されてしまうことになります。
- 似たような言葉で「お疲れ様です」と言うのがあるが、これは使ってもマナー違反にはなりません。しかし、これもねぎらいの言葉であるので、できるなら避けた方がよい言葉になります。
- そもそも、ねぎらいの言葉とは立場の上のものが下の人間に使うもので、下のものは上のものをねぎらうのではなく、感謝しなければならないというのが基本的な考え方です。