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決断の下し方のマナー

  • 部下に判断を求められた場合には、素早く決断を下すようにするのがビジネスで重要な姿勢です。
  • 曖昧な返事で明確な判断を下さない上司を、部下は「決断力がない」と考え、その後の指示にも従わなくなってしまいます。
  • 判断がすぐにできない場合には次の3つの場合が考えられます。
    @ 判断材料が乏しく、正当な判断ができない。
    A 部下に行動を決定づけられることへの反発。
    B 判断する能力が欠如している。
  • @の場合には、決断を下すにはどのような判断材料が足りないのかを部下に明確に伝え、それを揃えさせたのちに判断を下すようにします。この際、前回指示した情報以上のものを再度要求するようですと、結局信頼を失う結果になるので、一回の指示で判断を下せる材料をそろえさせることが重要です。
  • A人は立場が下のものに自分の行動を決定づけられることを嫌がるという、心理学上の傾向があります。あなたがこれに反発して判断を下さずに、曖昧な回答をしているとしたら管理職失格です。部下に判断を求められた場合には、反発する気持ちがあったとしても、決断をするのが上司の職務です。
  • B最後に、判断する能力/知識がない場合は、速やかにその事実を認め、部下ないし同僚の専門知識を有する人間を巻き込んで判断を下すための情報収集をするようにします。
  • 繰り返しになりますが、曖昧な回答でその場をごまかしたとしても、判断をもらえなかったという事実は残りますから、部下の信頼が離れ、あなたの組織は機能しなくなっていきます。