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節分の豆まきのマナー
- 節分とはもともと季節が変わる節目のことであり、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをすべて節分と呼んでいましたが、近年は2月の立春の前日のみを指すことが多く、この日に豆まきの行事を行うのが一般的なマナーです。
- 昔から節分には「百鬼夜行」が行われるといわれ、その夜には人を食べる鬼が徘徊すると恐れられたので、その鬼を祓うために行われるようになった風習です。
- 鬼が苦手なものとして3つの弱点があり、1つ目が鬼の目を指すといわれる柊の葉、2つ目が鬼が苦手なにおいのイワシの頭、3つ目が豆です。
- 豆をまくのは長男、長女、厄年の人、または家長というのが古くからのしきたりで、「鬼は外」と言いながら玄関から外に向かって2度まき、鬼が入ってこないように急いで戸を閉めるようにします。
- 次に「福は内」と2度言いながら家の中にまくのが正式なマナーです。
- その後、自分の年の数か、年齢に一つ加えた数の豆を食べるのが古くからのしきたりです。
- 年の数の豆を食べきれない場合には、お椀に豆を入れてお湯を入れ、そのお湯を飲むようにすると同じ御利益があるとされています。