イタリアItaly
商談 2/3
- プレゼンテーション用の資料や資料の入れ物は見た目が美しいもの/楽しいものである必要があります。
- イタリアの文化では物や人は見た目が重要であると考えられており、時には内容よりもその見た目の方が重要視されることもあります。
- イタリア人は一般的に、新しいアイデアやシステムについて積極的に受け入れる傾向にあります。ただし、出席者の意見がそれ程変っていないような印象を受けることが多々あるので、注意が必要になります。
- 階級制度はこの国では鍵となります。特に伝統的なイタリアの大企業において、”Cordata” = chain of command (命令系統)は非常に重要となりますので、決して甘く見ないようにしてください。
- 更に社会的地位や階級制度はイタリア社会の至るところに深く染み付いていますので、注意するようにしてください。
- イタリアの(ビジネス)文化では権威に対しては年齢同様に、非常に敬意を持って接する傾向があります。
- イタリアでは民間企業でも政府においても、女性が重要な役職を担っている数はそれ程多くはありません。
- イタリアでは女性は特別な敬意を持って男性から扱われますが、ビジネスマナーにおいては未だ男性と平等に評価されたり権威を与えられたりしているとは言い難い現状にあります。
- ビジネスの場では、それなりの立場にいる人間が声を荒げることは滅多にありません。
- ただし、イタリア人はたいていの場合大きな声で、熱を帯びて話しますし、会話を遮られることがあると覚悟しておいてください。
- イタリア人のコミュニケーションのスタイルは雄弁で、言葉数が多く、例証的であり、感情のこもったものになる傾向があります。
- イタリア人は彼らの感情にしたがってビジネスを行う傾向があります。
- したがって、ビジネスを行うイタリア人の相手にあなたのことを信頼できる人間であると確信させ、出来るならばあなたに好意を抱かせるように努力してください。
- イタリアのビジネス文化では決断をしなければならない際に、過去の似たような事例での結果がどうであったかを参考にして決断を下すことがあります。この場合に、例え2つの事例が直接関係していなくても参考にされることが多々あります。
- このような傾向があるため、もしあなたのオファーが相手の人間の個人的な経験や意見にそぐわないものである場合には、受け入れられないことがしばしばあります。
- イタリアのビジネス文化においては一般的な法則や政策から問題解決を図るよりも、個々の状況に合わせて問題解決に当る傾向があります。