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イギリスUK

会話 1/2

  • 多くの英国人は日本人同様、完全な他人と世間話をすることを苦手だと感じてきます。
  • しかし、やはりそれらの会話が始まってしまう場合もあります。その場合、地下鉄などでは新聞紙を使ってその会話を遮断するのが、その会話を望んでいないというサインになります。
  • 一般的に北部の人間の方が南部の人間に比べてフレンドリーな傾向にあります。また、スコットランド人はお互いを深く知り合うまであまり口を聞こうとしませんし、ウェールズの農家の人間は特に無口です。
  • 東南部のホームカントリー地方以外の地方ではあなたのことを男性であったとしても親しみをこめて”Dear”や“Love”と呼んだりすることがありますので、不必要に不快に思わないようにしてください。
  • 多くの場合、英国人は低い声で控えめなトーンで話し、オーバーなジェスチャーや声を荒げたりしません。
  • また、英国人はパーソナルスペースを侵されるのを嫌います。
  • すべての英人がはっきりと発音するわけではありませんが、文章をはっきりと終わらせるように努力してください。北米でよく行われている文章の最後の方を「ごにょごにょ」とあいまいに終わらせることについては、いらいらすると感じています。
  • また、相手のしゃべっている際に割り込まないように気をつけてください。ブリティッシュ英語では(アメリカ英語と異なり)文章の終わりには声が下がるので、そのイントネーションにより判断することが出来ます。
  • 英人は基本的には熱の入った議論をあまり好みません。しかし、お酒の場では熱い議論を交わすことがしばしばですので、そうなった場合には理由を探しその場を離れる準備を始めたほうがいいかもしれません。
  • また、バーではカウンターに座るのは、あなたが他人との接触を求めていない場合には避けるようにしたほうが無難です。また女性は新聞や仕事を持っていれば他人の介入に対しての防御として利用することが出来ますのでおすすめいたします。
  • 会話を開始する際には質問の形にし、自身の意見を断言するような言い方は避けるようにお勧めします。
  • 英人は基本的には我慢強くオープンな国民性をもっていますが、どこの国にも頑固に主張する意見が存在し、イギリス人の多くはタブロイド紙から彼らの意見を形成しています。
  • タブロイド紙は一般的には白黒をはっきりと主張しています。これはUKのEUやヨーロッパ大陸諸国との微妙な関係についての意見が真っ二つに分かれるようなテーマについても顕著です。
  • 多くのイギリス人はイギリスの文化と遺産に誇りを持っていますので尊重してください。
  • 英人とのコミュニケーションにおいて難しい点は、日本人のそれに似た控えめな(自分を卑下する)傾向が存在することです。この傾向は教育のレベルによりその程度が異なりますが、善し悪しは別として一概にすべての人間が基本的にはすべてのことを過小表現します。
  • 物思いにふけったような「フムフム」(Hum)は賛同も意味しますし、反対、もしくは興味ないという意思も表しますので、外国人を当惑させます。北米などの直接的な表現を多く使うことは、日本同様にあまり好みません。