イギリスUK
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- 男女共に控えめな服装がイギリスのビジネス文化では一般的で、黒・紺・チャコールグレーやしっかりした生地(ウール等)が好まれます。
- 現在ではモーニングやボーラー・ハットは見かけることはありませんが、伝統的なピンストライプのスーツは今でも根強い人気があります。
- イギリス人は流行やお洒落に関して比較的興味を持っていませんが、”質”に対しては強いこだわりを持っています。
- 従って、銀行の重役、官僚、弁護士、会計士などは今でもロンドン西端の有名店で購入します。
- サビルローで仕立てのスーツ(ウール100%、ダブルスーツ、4つのカフスボタンで2個は飾り)やジャーミンストリートでのシャツ(コットン100%、フルカット、シルクのネクタイとリンクしたダブルカフス)、手製のオックスフォード革靴を身に付けるのがステータスです。
- 他の業界では異なった服装を好みます。
- マスコミや広告業界ではもっと派手でスタイリッシュな有名ブランドものを好んで身に付ける傾向にあります。
- 中間管理職の人間は生地やスタイルより価格に重きを置きますので、大通りのお店で購入することが多くなりますが、それでも男女共に落ち着いた色のスーツが好まれます。
- 男女共にデニムは控えてください。
- いくつかの企業ではカジュアル・フライデーを導入しており、金曜日にはカジュアルな服装で出社します。しかし、これはすべての企業にて行われているわけではないので、間違えるならばカジュアルでないほうにすれば、いつでもジャケットを脱げばすみます。IT部門ではいつでもカジュアルな服装です。
- イギリス人はまるでハンティングに行くような服装にて職場に行くことはありません。ツイード、コーデロイに茶色のブローグ(穴の開いた靴)は田舎の方では現在も身に付けられていますが、これはそれらの地方か古くからの大学のみです。
- これと同様にスコットランド人がキルトを身に付けて職場に行くことはありません。キルトはスコットランド文化と強く結び付けられて考えられていますが、これらが見られるのは高原地方での結婚式や集会、そして国際スポーツ試合を応援に出かけるサポーター団など、限られた場面のみです。
- 英人は現在でも社会的イベントには正式な服装を好みます。例えばロイヤル・スコットで行われる競馬はモーニングにシルクハットが求められますし、Gly
ndebourneオペラ場ではタキシードに黒のネクタイが必要です。(出来れば白のタキシードは避けてください)。
- ルールは年々緩やかなものになってきておりますが、ロンドンのクラブや格式のあるホテルのレストランなどでは男性にはジャケットとネクタイ(必要ならば案内人から借りられます)、女性はスボンをはかないように要求するところもあります。