チリChile
商談 3/4
- チリ人の交渉は真剣であり、直接的な傾向があります。
- しかし、押し売りや過剰にアグレッシブな売り込み戦術は効果的ではありません。
- その代わりに、あなたの優位性や取引条件などをしっかりと説明し説得する方法の方が有効的です。
- すばらしい財務的な条件や、斬新な財務的な条件を提案することもまた効果的な戦術の一つとなります。
- 地理的な距離が離れていたとしても、クライアントに継続的なサービスを続けることが、取引を決断させるためには重要となります。
- これは、チリ人のビジネスパーソンは物理的な距離による隔たりを何とか解決したいと考えていることがほとんどの場合ですので、有効な戦術となります。
- 多くのチリ人にとっては職業確保が重要な心配事項となっていますので、それに関しての気遣いは喜ばれます。
- チリのビジネス文化において賄賂はネガティブな結果を招くことになります。
- 他の南米の国では(賄賂は)一般的に行われていることもありますが、チリにおいては刑務所に入れられることもあります。
- チリの女性の多くが職業上の立場を確立しているので、女性の訪問者にとっては受け入れられやすく、ビジネスもスムーズに進めることができる環境にあります。
- ”男気” (machismo)が根強い影響を与えていますが、女性にとっては社交とビジネスの両方の場において注意深く、控えめに振舞うことが必要になります。
- 更に、訪問者にとってはチリ人の騎士道的な仕草を受け入れると共に、プロフェッショナルとしての振る舞いを常に心がけるようにする必要があります。
- チリのビジネス文化は他のラテン・アメリカ諸国と比較するとそれ程、お役所仕事的な傾向はありません。
- チリのトップレベルのマネージメントは効率的な傾向があることで有名です。
- 一般的に最も階級の高い役職の人間が最終決裁権を持っております。
- 例えば、社長や代表取締役が他の取締役や管理職者のサポートによって、最終的な決断を行います。
- 決断を下す際には、新たに組織内の他部署や他の役職からの意見を求めることも少なくありませんので、忍耐強く待つ必要があります。
- 最終的に取引を決定し業務を完了するまでには、数回にわたってチリを訪問しなければならないこともしばしばあります。