中国ACCESS
贈り物 1/2 ガイドライン
- 過去には贈り物は中国文化で重要な意味を持ちましたが、今日のビジネスマナーでは禁止されています。贈り物を行うことは賄賂とみなされ違法となります。そのためあなたの贈り物は結果として断られる場合があります。
- しかしながら多くの企業において贈り物に対しての環境は緩やかなものに変化しつつあります。従って下記のポイントを考慮し、判断することが必要になります。
- あなたが個人に対して贈り物をしたい場合にはプライベートにて行い友情の証として行ってください。決してビジネスとしては行わないように注意してください。
- 中国人は強欲に思われないように贈り物を受け取る前に3回断りますので、あなたはオファーを主張する必要があります。贈り物が受け入れられた際には感謝の意を表すようにしてください。
- あなたが贈り物を受け取る場合にも同様のジェスチャーが期待されています。
- 他人がいる前での一人の人間への高価な贈り物は避けるようにしてください。中国での賄賂を禁止する厳しいルールの下では相手を困惑させるだけでなく時として問題を引き起こすことになりかねません。
- また、贈り物を贈るところを写真に収めるのはそれが会社全体に送られるものでない限りはしないようにしてください。
- 相手の会社に対しての贈り物は下記のルールを守っている限りは中国のビジネスマナーにおいて認められます。
- 贈り物の交換がなされる前にすべてのビジネス上の交渉は合意がなされているようにしてください。
- 贈り物はあなたの会社からであることを明確にし、可能であるならばその贈り物の意味するところも説明してください。
- 贈り物は中国側の交渉チームのリーダーに渡すようにしてください。
- 相手の側が何かお返しを必要だと感じるような、明らかにとても高価なものを送るのは避けてください。
- 個人への贈り物はあくまでもプライベートで友情の証として行ってください。
- 贈り物をする際にはレベルの同じ人には、同じもしくは相当の価値の贈り物をするようにしてください。もし大きく異なるものを送り、後日彼らがそれを何らかの理由で発見した際には、それ以降のあなたとの関係の妨げとなりますので注意してください。
- 税関で包装を開けられる可能性がありますので、できるだけ中国到着後に包装するようにしてください。
- 可能であればラッピングは赤の包装紙を選んでください。赤はラッキーカラーをして認識されます。赤の紙は数少ない安全な選択の1つです。中国では多くの色が様々な意味を持ちそのほとんどがマイナスの意味を持ちますので注意が必要です。
- ピンク、金、銀の包装紙も贈り物として問題ありません。黄色と黒のラッピングは死者への贈り物を意味しますので必ず避けるようにします。また、地方によって色のもつ意味が異なるので確認してください。
- 中国での色の持つ意味は様々ですので、現地でのホテルやお店でのラッピングサービスを利用するのも安全な対策のひとつです。