オーストリアAustoria
呼び方 1/2
- オーストリア人はプライベートで極めて親しくならない限り、あなたのことを名前で呼ぶということはほとんどありません。
- あなたも相手を呼ぶ際には名前で呼ぶように言われない限りHerr=Mr.やFrau=Mrs、Fraulein=Missに姓をつけて呼ぶようにしてください。
- 名前で呼ぶ場合には親密な関係であるか、社会的もしくは職業的に対等の立場であるとのサインになります。
- アングロサクソン人が無意識のうちに実践している年長者や上司に対して敬意を払う複雑なシステムについて、決して軽視しないようにしてください。
- オーストリア人はビジネスの場で自己紹介をする際には、一般的に姓だけを告げます。
- また、名刺に名前が書いてあるとしても、それは名前で呼んで欲しいサインではありませんので注意してください。
- もしあなたがドイツ語を話す場合には、くだけた表現の”du”ではなく、丁寧な表現である”Sie”を使うように心がけてください。
- ドイツ語では他のヨーロッパの言語と同様に英語のMsに相当する(未婚、既婚の女性の両方に使えるもの)がありません。
- しかし、今日のオーストリアのビジネスマナーではFrauを結婚状況に関らず、女性を呼ぶ際に使うようにし、Frauleinは若い女性か少女のみに使われる傾向があります。
- 多くのオーストリア人が現在もそうしていますが、ウェイトレスを呼ぶ際にFrauleinを使うのは古い方法で、今日ではマナーに反するとの考えが広まっていますので控えるようにしてください。
- 更に、第3者に対して(その場にはいないとしても)姓のみで言及することは、無礼なことと認識されていますので控えるようにしてください。
- オーストリアのビジネスマナーでは書面、FAX、更にはe-mailであってもフォーマルな文章を心がけるようにしてください。
- 肩書きや階級はオーストリアの文化では重要な位置を占め、役職や肩書きを非常に気にする傾向があります。
- もし、相手が学位上もしくは職業上の教授、医師、弁護士などの肩書きがある場合には、Mr等とそのタイトルの両方に姓を続けて呼ぶようにしてください。したがって、オーストリア人の教授を呼ぶ際には、Herr Professor Schmidt等となります。
- また、フォーマルさを維持するためにHerrに続いてProfessorと呼ぶようにしますが、その際には姓を省略してHerr Professorのみで呼ぶことは可能です。